「デジモンゴーストゲーム」沢城みゆきが“保護者の鏡”な宙を尊敬「いつも憧れている」

「『デジモンゴーストゲーム』スペシャルステージ」の様子。左からガンマモン、小林ゆう、中井和哉、田村睦心、沢城みゆき、石田彰、嶋村侑。

TVアニメ「デジモンゴーストゲーム」のステージイベントが、東京・東京ビッグサイトで実施された「AnimeJapan 2022」で本日3月27日に行われた。

昨年10月より毎週日曜日9時から放送中の「デジモンゴーストゲーム」。同作のイベントにキャストが登壇するのは今回が初めてだ。MCの呼び込みがあると、パートナー同士である天ノ河宙役の田村睦心とガンマモン役の沢城みゆき、月夜野瑠璃役の小林ゆうとアンゴラモン役の中井和哉、東御手洗清司郎役の石田彰とジェリーモン役の嶋村侑がそれぞれ2人1組で登場した。

挨拶が一通り終わり、アフレコの雰囲気を聞かれると、田村から沢城が健康器具を配っていることが明かされる。沢城は「1人でやっても長続きしないから」と、その理由を明かし、巻き肩を治すという健康器具の効果が出ていると盛り上がる。その様子に石田からは「なんの通販番組ですか!(笑)」とツッコミが飛んでいた。

“肩”の話の次は、「デジモンゴーストゲーム」の話題へ。それぞれのパートナーの推しポイントをキャストが順番に答えていく。トップバッターの田村は「すべてがかわいい」とガンマモンにメロメロ。「沢城さんの赤ちゃんのようなガンマモンのしゃべりと、表情」と、かわいさの理由を説明し、そんなかわいさが詰まった映像が流れている間も、ガンマモンの一挙一動に悶えていた。さらに、第20話で何度も進化しながら戦うガンマモンを思わず応援してしまったそうで、「オンエアを観ているときは、一人応援上映状態でした(笑)」と明かし、愛の深さを感じさせた。

沢城は「しっかりとしていて、お兄ちゃんのようなところ」を宙の推しポイントとして挙げ、ガンマモンの世話をする宙について「お兄ちゃんというよりはお母さんのようでもある。“保護者”ってまさに宙のことを言うのかな」と述べる。自身も子を持つことから、「子供のことって待ってあげられなかったり、自分の事情を最優先にして怒ってしまうこともある。宙は過剰に干渉しないけれど、ちゃんといい距離感で見ていてあげられていて、そこにいつも憧れている」と、保護者の鏡のような宙に尊敬の眼差しを向けていた。

続く、小林と中井は挙げたシーンがまさかの一致。アクリルパネル越しに向かい合って喜んだものの、小林が事前アンケートに30個ほどシーンをセレクトしていたことがわかると「書きすぎだよ!それは合うよ(笑)」と、小林の熱心さに感心しながらもツッコミを入れた。小林が魅力を語る番になると「アンゴラモンさんって、抱きしめて体も心もほぐしてくださいますし。ふわふわに見えて弾力もあるんですよね。作画の素晴らしい動きで、ふわふわでハリもあって、それでいて……」とアンゴラモンへの愛が止まらない。その様子に中井もたじたじになっていた。

ジェリーモンのツンデレ感を推しポイントに挙げた石田。普段、情けない反応をしている清司郎を叱責するジェリーモンだが、いざというときには応援したり、引っ張ってくれるところに魅力を感じているそう。さらに「そういうところがあるからどんなに罵詈雑言を言われても、たまにあるご褒美が美味しく感じるんですよね。本当にありがとうございます」と続け、石田にこんなに事を言わせてしまった嶋村は思わず「ごめんなさい!」と絶叫していた。

イベントでは、ガンマモンの“完全体”であるカノーヴァイスモンと宙の姿をキャラクター原案のやぶのてんやが描いたビジュアルも公開に。カノーヴァイスモンを描く機会を得られたことを喜ぶやぶのてんやのメッセージが代読されると、田村も「アニメで観られるのが楽しみ」と期待を寄せた。

(c)本郷あきよし・フジテレビ・東映アニメーション