西島大介「ディエンビエンフー」クラファン余剰額を難民支援へ、新コースも設定

難民支援に向けたイラスト。

西島大介「ディエンビエンフー」を電子版で全巻リリースするクラウドファンディング企画「〆切は米軍完全撤退3月29日。電子書籍で『ディエンビエンフー』全16冊を完結させたいド!」が、サクセスを迎えた。調達目標60万円を上回る金額が集まったことから、そのストレッチ分の使い道を難民支援とすることが決定。これに合わせて新設コース「メイクマネー・ニューコース」が用意された。

余剰予算の使い道について西島は「『ディエンビエンフー』は荒唐無稽なマンガですが、戦争の記憶、その継承、異文化への理解こそ、実は作品に秘めた裏テーマです」「世界が大きく動くこの現在、『創作への支援』を『難民支援』に変換することは、強い必然性があると感じています」とコメント。支援先はアンジェリーナ・ジョリーが特使を務めるUNHCR(The office of the United Nations High Commissioner for Refugees)になるが、ウクライナ難民に特化した支援とするか、UNHCRの活動全体への支援とするかは検討中とのこと。「メイクマネー・ニューコース」のリターン内容は「最強おばあちゃんコース」とほぼ同じになるが、金額は3万円で10人限定に設定された。集まった金額から諸経費などを引いた、最終的なUNHCRへの振り込み額は支援者に報告される。