板垣恵介「刃牙」シリーズの連載30周年を記念した展覧会「連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」のプレス向け内覧会とオープニングセレモニーが、本日3月4日に東京・東京ドームシティGallery AaMoで行われた。
2021年9月に連載30周年を迎えた「刃牙」シリーズ。「連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」は物語の舞台である地下闘技場が東京ドーム地下6階にあるという設定から、東京ドームとのコラボレートが実現したイベントだ。「『強さ』とは何か? 『地上最強』とは何か?」というテーマをもとに構成された会場に足を踏み入れると、約180点に及ぶマンガ原稿やカラー原稿がお出迎え。原稿には初公開のものも含まれており、「グラップラー刃牙」の「地下闘技場編」や「範馬刃牙」の「実践シャドーファイティング編」、「バキ道」での相撲対決といった数々の名シーンや熱いバトルシーンの原稿が所狭しと並べられた。
会場の中央には実物大の地下闘技場も設置。砂地には闘技者たちの歯や爪といった戦いの痕が残されており、中央には実物大の範馬刃牙が設置されている。展示の合間には範馬勇次郎、ジャック・ハンマーが等身大の像として登場。会期によっては花山薫も参戦する。フォトスポットも用意されており、フラッシュをたくと机が浮かび上がる「エア夜食」のシーンや、「トリケラトプス拳」を放てるブースなどが構えられた。刃牙の家を再現したジオラマや、刃牙の家への落書きを体験できるコーナーも登場し、「刃牙」の世界観を存分に楽しめる空間となった。
オープニングセレモニーには岡本和真選手、武尊選手、えなこが登壇。MCはアルコ&ピースの平子祐希・酒井健太が務めた。「刃牙」シリーズの中で一番好きなキャラクターを聞かれた武尊選手は、男として柴千春に憧れていると回答。柴が腕を折りながらも戦う姿について、「自分もトーナメントに出たときに拳の骨が折れながら戦ったことがあるので、相通ずるものがあります」と共通点を語った。花山が好きだと話すえなこは一番好きなシーンとして、「グラップラー刃牙」で落ち込んでいる刃牙の前に花山が現れるシーンを挙げる。「あんなに強くてカッコいい男の人が、膝をついて慰めるというところに優しさを感じました」とキャラクターへの愛も語った。
岡本選手にはサプライズとして板垣の描き下ろしによる似顔絵がプレゼントされる。岡本は驚きながらも「一生の宝物です。玄関に入ってすぐの目立つところに置きたいと思います」と笑顔で喜びを語った。さらにサプライズは続き、会場に板垣が登壇。実際に地下闘技場を見た板垣は「ちょっと小さいな」と率直な感想を述べた。3月18日に開始するオープン戦の始球式に参加する板垣は「小学校以来キャッチボールをしていないので、ピッチングフォームの練習をするようになりました」と話す。最後にこれから来場するファンに向けて、「印刷と生の原稿の違いは一目瞭然だと思います。生々しい下描きの跡とか、だいぶ違うので楽しんでください」と語りかけ、セレモニーは閉幕した。
なお展覧会ではオリジナルグッズを販売。「トーナメント戦Tシャツ」「地下闘技場の砂ッッッ!!!」「カステラですよ。トランプじゃあるまいし。」など、作品をイメージした商品が揃えられた。購入特典も用意されており、前期と後期で異なった内容のステッカーが配布される。
また展覧会の開催を記念して、東京ドームホテルと「刃牙」シリーズのコラボレーションルームが登場。東京ドームを眼下に望める部屋には「刃牙」シリーズの世界観を感じられる装飾が施されているほか、「刃牙」シリーズのマンガや、コラボメニュー「刃牙の試合直前メニュー」などを楽しむことができる。