映画「ハケンアニメ!」劇中アニメに梶裕貴・高橋李依ら12人が出演、実写パートも

映画「ハケンアニメ!」の劇中アニメに出演する声優陣。

映画「ハケンアニメ!」の劇中アニメに出演するキャストが一挙解禁された。

辻村深月の同名小説を原作とする「ハケンアニメ!」は、アニメ業界を舞台に、新人監督の斎藤瞳が、彼女も憧れるスター監督・王子千晴と“ハケン(覇権)アニメ”の称号を争っていく物語。今回発表されたのは、瞳が監督を務める「サウンドバック 奏の石」と王子が監督を務める「運命戦線リデルライト」の2作品の劇中アニメに登場するキャスト陣だ。

平和を取り戻すため、サウンドバックと呼ばれるロボットに乗り戦う少年少女を描く「サウンドバック 奏の石」。劇中には主人公のトワコとともに戦う少年・リュウイチ役に梶裕貴、同じく彼らの仲間で熱血漢なタカヤ役に潘めぐみ、トワコの妹・マユ役に木野日菜、音を吸収しロボットに変形する“奏の石”役に速水奨が出演する。

一方自らの魂の力で操作するバイクに乗り、激しいレースでのバトルを通して成長していく魔法少女たちの姿を描いた「運命戦線リデルライト」には、行方不明の妹を探す主人公の魔法少女・充莉役に高橋李依をはじめ、充莉のライバルの魔法少女・清良役に花澤香菜、充莉に“運命を変える力”を与えるマスコットキャラクター・デル役に堀江由衣、文学好きな魔法少女・詩織役に小林ゆう、充莉の親友にして魔法少女仲間の七菜香役に近藤玲奈、芸能活動を行う魔法少女・圭役に兎丸七海、スポーツ万能で天然な魔法少女・悠樹役に大橋彩香がキャスティングされた。

なお映画のナレーションは朴ろ美が担当。さらに梶裕貴、潘めぐみ、木野日菜、速水奨、高橋李依、小林ゆう、近藤玲奈、兎丸七海、大橋彩香が映画の実写パートにも出演することが決定した。劇中アニメのキャスティングについて、監督の吉野耕平は「決定した声優陣のお名前を伺った時は『まさかこんなことになってしまうとは』と、幸運すぎて怖くなりました」とコメント。今回出演が決定したキャスト陣のコメントも到着している。映画「ハケンアニメ!」は5月20日に全国ロードショー。

梶裕貴(リュウイチ役)コメント

ひとつのアニメーションが完成するまでにどれだけの時間がかかっているか、どれほどのプロフェッショナルが死力を尽くしているか、それが伝わってくる作品です。声優もその一部。辻村深月先生の繊細でありつつエモーショナルな世界観がどのように映像化されるのか、僕自身とても楽しみにしています。参加させていただき、光栄です。

潘めぐみ(タカヤ役)コメント

普段の仕事がカット割りされて撮影されていくので、シーンやカットごとで、自分の動作をつながりとして記憶しておく感覚は新鮮でした。作品一つ、その一秒、一瞬ができるまでに込められた人の想いや時間の中にあるドラマを考えると、そうした方々と共にこの役を演じさせて頂いているんだなと、改めて有難みを感じました。

木野日菜(マユ役)コメント

声優役としての出演に最初はびっくりしましたが、普段お仕事をしている時のように自然体で出演させて頂きました。とても貴重な機会を頂きまして光栄に思います。私も知らなかったような裏側や、監督の葛藤。様々な人が関わり合って、作品を想い合ってひとつの作品が出来上がるんだと改めて強く感じました。是非ご覧下さい!

速水奨(奏の石役)コメント

初めて実写映画に出演させて頂きましたが、いやあ、短いシーンも丁寧に様々なアングルで撮影するんですね。アフレコ現場だと、テスト、本番の二回で録り切りますから、その違いに驚きました。でも、手作り感と、演技の情熱を垣間見ることが出来、本当に幸せでした。

高橋李依(充莉役)コメント

「運命戦線リデルライト」主人公の充莉役、そして、アフレコスタジオでの撮影にも参加させていただきました! 「リデルライト」は、運命を変えるバイクレースに参加する物語。不思議な世界観を、時に可愛く、時に熱く描いています。劇中劇でありながら、このアニメを追っていきたい!と思っちゃう、覇権アニメのオーラを感じました!大好きなアニメ業界にスポットライトを当てていただけることが、嬉しくて光栄だなぁと思いました。そして、声優という職業の描き方もすごく最先端だったなぁと。今作を見終わった皆様は、どの職種にどんな想いを抱くのか、楽しみです。

花澤香菜(清良役)コメント

原作の大ファンなので、こういう形で作品に関わることができて嬉しいです。アニメ制作の舞台裏で、それぞれの立場の人達が悩みを抱えながらも熱を注いでいき、作品ができあがっていく様子は、アニメのお仕事が好きな私にとってとても刺激になります。お仕事ものとしても楽しめる作品なので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです!

堀江由衣(デル役)コメント

劇中のアニメのキャラクターの声を担当させていただきました。そのアニメは断片的にしか出てこないのですが、とても面白そうで全部見たくなるような作品でした(笑)近しい業界のお話でしたのでとても感情移入して見てしまい、最後はものすごくジーンとしてしまいました。
お仕事だけでなく、何かを頑張っている人に共感して頂ける作品なのではないかなと思います。たくさんの方に見て頂けたら嬉しいです。

小林ゆう(詩織役)コメント

大好きな辻村深月先生の作品に、声優として携わらせて頂く事ができて心から感謝しております。恐縮ながら以前『ハケンアニメ!』文庫本の帯を書かせて頂きました。この素晴らしい小説が映画化され、さらに出演までさせて頂けた事を大変光栄に思います。アニメ業界を描いた今作の公開がファンの1人としてとても楽しみです!

近藤玲奈(七菜香役)コメント

劇中に登場するアニメの細かい資料がたくさんあり、実際に放送されるのではないかと錯覚するくらい、本格的な作りに感動しました。日本の誇りであるアニメーションをテーマとした映画に、声優として出演させていただけてとても嬉しかったです。アニメ業界の命を懸けた本気のアニメ作りの現場をぜひご覧ください!

兎丸七海(圭役)コメント

声優として映像作品に出演させていただくのは初めてだったので、お話を頂いた時はすごく嬉しかったです。普段のアフレコ現場とは収録方法が違っており、それがまた面白く、声優役として演じるのも初めての経験だったのでとても楽しかったです!声優やアニメ制作関係者の舞台裏を観られる作品として絶対に楽しめると思いますので、是非劇場でお楽しみください!

大橋彩香(悠樹役)コメント

悠樹役と、実写で声優役としても出演させて頂いて…いつもと全然違う雰囲気でのアフレコシーンはとっても緊張しました!!アニメを制作する上でスタッフの皆様にはたくさんお世話になっていますが、裏側は中々見られないので勉強になりました…!劇中アニメも設定等とても丁寧に作られているので、楽しみにしていて下さい♪

朴ろ美(ナレーション)コメント

本作を通じて「貴方にとって『尊いもの』とは、何ですか?」と、『モノづくり』に携わる人間として、改めて問われた気がしています。この作品が孕む濃厚な熱量に触れ、そっと日常とクロスフェードさせながら世界に没入してご覧ください。

吉野耕平(監督)コメント

決定した声優陣のお名前を伺った時は「まさかこんなことになってしまうとは」と、幸運すぎて怖くなりました。アフレコ現場でキャラクターに命が宿る瞬間を特等席で撮影できたのは、アニメのファンの一人としてとても幸せな時間でした。頂いた熱量をそのままスクリーンから届けられるように最後まで頑張りたいと思います。

※朴ろ美のろは王へんに路が正式表記。

(c)2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会