珍グルメ満載の「桐谷さんちょっそれ食うんすか!?」、再現料理をファン絶賛

「オオグソクムシのチリソース和え」

ぽんとごたんだ「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」に登場する料理を再現して提供するコラボイベントが、10月16日より東京・高田馬場にある米とサーカスと、東京・新宿のパンとサーカスにて開催される。本日10月4日、その試食会が米とサーカスで実施された。

試食会には作者のぽんとごたんだと担当編集に加え、作品のファンら10名が参加。販売されるメニューの中から、6つの珍グルメを楽しんだ。

最初に登場したのは、第1話で描かれた「カエルと野草のスープ」。料理の撮影会が行われた後、まずはぽんとごたんだがスープを口にし、「あっ、すごく美味しい」とコメント。マンガに描くための取材として、実際に食材を入手し、自分で調理をしているそうだが、「こんなに美味しくは作れなかった」とプロの味を評した。試食した参加者からも「少し骨が多いけれど、鶏肉のような感覚で食べられる」「だしが出ていて、スープも美味しい」と好意的な意見ばかりが飛び出す。

続いては「トドのルイベ」がお目見え。馬刺しのようにスライスされたトドの肉が、半分凍った状態で提供され、ニンニク、ショウガなどの薬味と、甘口のタレを付けて楽しむ。解凍されると獣臭さが出てしまうということだが、「とけた方が好きです」という人も。3品目に登場した「ボイルザリガニ」は、頭から2つに割り、中身のみを食べるもの。参加者は「カニだと言われてもわからないと思う」「ハサミの中に詰まった肉も美味しい」「食べられる部分が少ないのが残念」など、口々に感想を述べていた。

オオグソクムシがまるごと1匹盛り付けられた「オオグソクムシのチリソース和え」は、ぽんとごたんだが「オオグソクムシ、美味しいですよ。僕はすごく好きな食材です」と紹介。見た目のインパクトから恐る恐るという感じで手を伸ばす参加者もいたが、「香ばしい。噛むほどに味が出る」「エビの尻尾みたい。私、これ好きです」と称賛が相次ぐ。お店オリジナルのチリソースも好評だった。

「フグの卵巣マヨパスタ」は、フグの卵巣のぬか漬けを食材として用いたもの。フグの卵巣には本来猛毒が含まれているが、塩とぬかに漬けることによって無毒化されるのだという。自分でこのパスタを作ったときは、塩っ気が強すぎて失敗してしまったというぽんとごたんだ。お店が用意したパスタは、フグの卵巣の塩気が生クリームなどを用いたソースで緩和され、ちょうどいい塩梅に仕上げられており、ぽんとごたんだも「今度は生クリームを使おう」と意欲を見せていた。

最後には「キンツル(豚の男性器)炒め」が登場。こちらは下処理をして臭みをとったキンツルを一口大に切り、炒めてお店秘伝のタレで仕上げている。コリコリした食感の部分と、噛むと脂がじゅわっと広がるフワフワした部分とがあり、参加者からは「これはご飯が欲しくなる」「お酒にもぴったり」という感想が。一方で、「美味しいけど、なかなか飲み込めない(笑)。もう少し小さく切ってもいいかも」とアドバイスの声もあがった。

試食会の終わりにはぽんとごたんだが改めて挨拶をし、その後来場者にサインを行った。なおこの試食会の様子は、ぽんとごたんだの手によりレポートマンガ化され、後日ニコニコ静画内の月刊のアクションに掲載される予定だ。こちらも楽しみにしておこう。

「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」コラボメニュー販売

期間:2017年10月16日(月)~11月30日(木)
会場:獣肉酒家 米とサーカス、新宿肉区 パンとサーカス

獣肉酒家 米とサーカス 提供メニュー

キンツル(豚の男性器)炒め1980円、カエルと野草のスープ1680円、ボイルザリガニ950円、カラスの真っ黒煮込み1980円(※10月25日~31日、1日限定5食)、ばばちゃん鍋1580円(※11月初旬より)

新宿肉区 パンとサーカス 提供メニュー

オオグソクムシのチリソース和え1980円、トドのルイベ1000円、フグの卵巣マヨパスタ1000円、フライドカラス3800円(※10月25日~31日、1日限定3食)