「ちょっとまて野球部!」須賀健太、山本涼介の短いGジャンに「ちょっとまて!」

「ちょっとまて野球部!」初日舞台挨拶の様子。左から山本涼介、須賀健太、小関裕太。

ゆくえ高那原作による実写映画「ちょっとまて野球部!」の初日舞台挨拶が、本日1月27日に東京・池袋HUMAXシネマズにて開催。大堀広揮役の須賀健太、秋本高兵役の小関裕太、宮田捺生役の山本涼介、宝来忠昭監督が登壇した。

ゴーゴーバンチ(新潮社)にて連載中の「ちょっとまて野球部!-県立神弦高校野球部の日常-」を映画化した同作は、強豪でも弱小でもない、日本一平均的な野球チームを舞台にした部活コメディ。オファーを受けた際を振り返り、須賀は「僕はキャッチボール程度しか野球をしたことがなかったので、野球映画なので絶対に野球(のシーン)はあるだろうと思って、ちょっと練習をしたんです。……しなくてよかったなって(笑)」と、劇中にほぼ野球のシーンが登場しないことを明かす。

「原作を読んだら『練習しなくていいや!』と思った」と話す山本は、「兄が野球をやっていて、甲子園やメジャーリーグをたまに見たりしていたのでそれを参考にしました」と続け、須賀に「メジャーリーグ参考にしたの?(笑)この映画で?」と突っ込まれる。また小関は「『ちょっとまて野球部!』というタイトルなのに、野球をしない映画っていうのが面白いなと思って。脚本を読んだら原作以上に野球をやっていなかったので、それも面白かったです」と笑顔で述懐。宝来監督は3人の演出について、「原作にある愛すべきバカなキャラクターと本人の持つ魅力をうまく融合できたらいいなと思いました」と述べた。

またイベントでは作品タイトルにちなみ、お互いに「ちょっとまて!」と思ったことを発表。須賀は山本の着ているジャケットを触りながら「このGジャンちょっと待てよ、切れてるぞ……。この丈、ちょっと待てよ……と思いましたね」と山本の衣装にツッコミを入れ、会場の笑いを誘う。さらに「山本との身長差」についても「ちょっとまて!」と思ったという須賀は、「このポスターの俺は捕われた宇宙人みたいになってる」と今作のポスターを指差しながら自虐的に話し、さらに会場を盛り上げた。

イベントの終盤、最後の挨拶をしようとした須賀が「外に出るのも嫌なくらい寒いから家に帰ってモンハンをやりたい!」と話すと、小関が「ちょっと待てー!」と瞬時にツッコミを繰り出す場面も。須賀は「これは練習してました(笑)」と笑い、「ハッシュタグを付けて感想をつぶやいていただくと僕たちが続編で戻ってきたり……」と期待を寄せながら「『#小関裕太ツッコミ練習中』にしますか。なんでもいいのでつぶやいてください!」と観客へアピールした。

「ちょっとまて野球部!」は、池袋HUMAXシネマズほか全国で上映中。

(c)2017 ゆくえ高那・新潮社/「ちょっとまて野球部!」製作委員会