夢の単行本発売で中丸雄一が会見「ただただ感無量」マンガ家としての展望も明かす
中丸雄一「山田君のざわめく時間」の単行本発売を記念した記者会見が、本日1月28日に東京・紀伊國屋書店新宿本店で行われた。
「労力をかけて描いた作品が単行本になりました。いろいろ聞いてください」と記者たちに挨拶した中丸。まずは出版した感想について「シンプルにただただ感無量。めちゃくちゃうれしい。これがゴールじゃないんですが、少年の頃に夢見たことなので、過去の自分にがんばったなと言いたい」と振り返る。また執筆期間中に一番の試練だったのは、芸能活動との両立だったと述べ「限られた隙間時間をうまく使って、どうにか形にしたんですが、メンタル的にはかなり大変だったので、よく乗り越えたなと思います」と苦労を吐露する。
作品の構想から発表に至るまで、7年もの時間を費やしたという「山田君のざわめく時間」。諦めることなく続けられた秘訣を問われた中丸は、「KAT-TUNのライブのMCで『マンガ家になる』ってファンの皆さんに宣言してたんですよ。僕としては本気で言ってたけど、なかなかうまくいかなくて、だんだんホラ吹き野郎みたいになってきて(笑)。でもそれがプレッシャーになって絶対に完成させるぞと」と回答する。またKAT-TUNのメンバーに許可なくネタにしたこともあったと明かし「(メンバーから)『あいつ週刊誌だろ』って言われてました。でもそのネタはボツになってるので安心してほしい」と述べた。
続けて作品の主人公である「山田雄一」の名前の由来を問われると、「あまり変わった名前じゃないほうがいいなと思って『山田君』が一番しっくりきた」と説明。さらに「だからもし万が一実写化したら、Hey!Say!JUMPの山田(涼介)君にお願いしようかなって。実はネームの段階では『山田涼』にしてました」と裏話も披露した。
そしてマンガ家としての今後の目標について、「ネタ的にはいくらでも描ける内容なので、シリーズ化を目指していきたいですね。今は10ページのショートマンガの積み重ねなんですけど、もっと長い話もトライしながら描けたらいいな」と始まったばかりのマンガ家としての展望を語る。また「マンガの世界って描いたら描いただけうまくなると思うので、もっとうまくなったら別のジャンルもチャンレンジしたいです。過去に没になったSF作品とか」と意欲を見せた。最後は「スタートラインだと思ってますので、ぜひ応援してもらえたら」とアピールし会見を締め括った。