花咲くいろは×湯涌ぼんぼり祭りの10年振り返る記念書籍、表紙に着物姿の緒花たち

「湯涌ぼんぼり祭り2011-2021 ~アニメ「花咲くいろは」と歩んだ10年~」書影

アニメ「花咲くいろは」と、同作から生まれた石川・金沢市のお祭り「湯涌ぼんぼり祭り」との10年の歩みを振り返る記念書籍が、8月中旬に発売される。

2011年4月から9月にかけてTVアニメが放送された「花咲くいろは」は、石川県の温泉旅館を舞台にしたP.A.WORKSのオリジナルアニメ。舞台のモデルになった湯涌温泉では、作中に登場する祭事・ぼんぼり祭りを模した「湯涌ぼんぼり祭り」が2011年から行われていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、2020年、2021年と2年続けて開催が断念された。そこで今年は初開催から10年の節目となることを踏まえ、湯涌ぼんぼり祭り実行委員会と地域振興や観光振興に取り組む間野山研究学会が、共同で資料収集・編集を行った記念書籍「湯涌ぼんぼり祭り2011-2021 ~アニメ『花咲くいろは』と歩んだ10年~」の刊行が決定した。

記念書籍のカバーには、キャラクターデザイン・総作画監督の関口可奈味、美術監督の東地和生による描き下ろしイラストを使用。イラスト内で緒花たちが着用する着物は、湯涌温泉ゆかりの詩人画家・竹久夢二の図案をもとにデザインされた。また記念書籍には東地のインタビューや、これまでの湯涌ぼんぼり祭りの写真、描き下ろしイラスト、記念グッズなどを掲載。そのほか研究者・観光事業者・アニメファンの視点から祭りを多面的に分析した内容も盛り込まれた。価格は税込3300円。湯涌温泉の公式Webショップにて先行予約を受け付けており、購入特典としてカバーイラストを使用したポストカードが付属する。なお売り上げの一部は「湯涌ぼんぼり祭り」の運営資金として、実行委員会に寄付される。

(c)2012 花いろ旅館組合