「魔法科高校の優等生」中村悠一が長セリフに苦労し、言葉少ない役に複雑な感情抱く
TVアニメ「魔法科高校の優等生」のステージイベントが、本日3月28日にオンラインで開催された「AnimeJapan 2021」内にて行われた。
今年で10周年を迎える「魔法科」シリーズ。「魔法科高校の優等生」は「魔法科高校の劣等生」に登場する司波達也の妹・司波深雪を主人公に描くスピンオフマンガで、森夕が作画を手がけている。イベントには司波達也役の中村悠一、司波深雪役の早見沙織、北山雫役の巽悠衣子、アンジェリーナ=クドウ=シールズ役の日笠陽子が登壇。スタートしてまもなく自分の役名を噛んでしまった日笠は、早速中村と早見からツッコミを受け、笑いを誘った。
シリーズの歴史が一覧となって画面に表示されると、作品数の多さに驚く一同。キャラクターの印象について、これまで演じてきて変化したところを聞かれた早見は、兄一筋というのはずっとブレないけど、新作でこそ深雪の変化が味わえるかもしれないと話す。中村はモノローグの変化について触れ、初期は魔法の説明が長かったが、2期からは心の動きを追うことが多くなったと語った。またTwitterで募集した質問に答えるコーナーも展開。「魔法科」シリーズで一番大変だったことを尋ねられると中村は、感情の起伏がない達也の長セリフに、どう説得力を持たせたらいいのか苦労したと言い、雫などセリフの少ない役に複雑な感情を抱いていたと明かす。それに対して日笠はその空気がだだ漏れだったと返しつつ、休憩中も台本と向き合っていたとフォローを入れる。早見はボイスドラマでのセリフ量に苦戦したことを挙げ、これには中村も深くうなずいた。
途中、アニメ「魔法科高校の優等生」が7月に放送されることが発表に。早見演じる深雪の声に乗せて、ロングPVも公開された。巽は、「優等生」を観たあとに1期を観ると印象が変わってくるかもしれないと内容に触れる。続いて制作が決定しているアニメ「魔法科高校の劣等生 追憶編」を紹介。中村が年齢を考え、中学生を演じることにためらいを見せると、日笠がそこで爆笑。中村がもう降りてくれてもいいと邪険に扱う場面も見られた。
さらにサプライズ企画として、日笠と早見がスマートフォンゲーム「魔法科高校の劣等生 リローデッド・メモリ」のオープニングテーマを歌唱。ゲームのオープニング映像をバックに、息ぴったりにかけ合いながら歌い上げた。
最後の挨拶で、日笠はぜひ今後の作品にアンジェリーナを出してほしいとアピール。巽は情報を届けられたことを喜び、早見は新たな魅力を発見してほしいと伝える。中村が今後の展開について、引き続き応援をお願いしますと述べたのち、イベントは幕を閉じた。
TVアニメ「魔法科高校の優等生」
2021年7月より放送開始
スタッフ
原作:佐島勤+森夕(KADOKAWA刊)
キャラクター原案:石田可奈
監督:橘秀樹
副監督:渡部高志
シリーズ構成・シナリオ:玉井☆豪
キャラクターデザイン:山本亮友、佐野隆雄
音楽:岩崎琢
アニメーション制作:CONNECT
キャスト
司波深雪:早見沙織
光井ほのか:雨宮天
北山雫:巽悠衣子
(c)2021 佐島 勤/森 夕/KADOKAWA/魔法科高校の優等生製作委員会