25年ぶりの劇場版をやり遂げた三石琴乃がセーラームーンに感謝の涙、後編は本日封切り
武内直子原作によるアニメ「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』後編」の公開記念舞台挨拶が、本日2月11日に東京・丸の内TOEIにて実施された。
後編が本日封切られた「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』」は、アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」の第4期「デッド・ムーン編」を描く作品。舞台挨拶にはスーパーセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃、スーパーセーラーちびムーン/ちびうさ役の福圓美里、タキシード仮面/地場衛役の野島健児、ペガサス/エリオス役の松岡禎丞が登壇した。「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』」の舞台挨拶が観客の前で行われるのはこれが初めてのことで、三石は「この空間(観客がいる映画館)がただただうれしくて、舞い上がってしまっています。皆さんの生活もガラッと変わって心配事が多いと思いますが、今日は少しでも楽しい時間をお届けできたら」と語る。また三石とともにさまざまな宣伝の施策に参加してきた福圓も「スタッフ・キャストががんばって作って、届けてきたので、そんなお披露目・(作品の)お誕生日である今日、プロモーションの最後にこんな素敵な光景を見ることができてうれしいです」と喜びを噛み締めた。
今回が「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』」のイベント初登壇となる野島は「前編ではなかなか活躍の場がなく、病に伏せる衛でしたが、後編は成長を遂げた姿をお届けできると思います。自分自身のあり方を見つける、衛の存在を再認識させられる素敵なシーンがたくさんあります」と自信を持って話す。アニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズ初参加の松岡は、「オーディションの結果を聞いたときはドッキリかと思いました。台本をいただいたときは『んんんん~!!!!』と声にならない喜びで」と明かし、「ラストのちびうさとのシーンはなんてすばらしいんだろう!これからの2人の関係性が未来に向かっている様子が描かれていて、今後の展開も気になります」と作品の感想を述べた。
イベントの終盤では座長としてキャストたちを引っ張り、宣伝活動を完走した三石に、月をかたどった花・“フラワームーン”がサプライズでプレゼントされる。三石は「聞いてない!台本になかったよね!?」と驚きつつも、プレゼントに感激。フラワームーンの間から顔を覗かせるなど、茶目っ気たっぷりに喜びを露わにした。キャストたちからは三石への感謝の言葉が。野島は「いつも支えてくださって本当にありがとうございます。いつも収録のときには衛になれるのか不安を抱えながら現場に行くんですが、マイク前に立ってちらっと三石さんを見ると、衛の優しさやうさぎを大事にする心がすっと蘇ってきて。今日も三石さんは素敵だなって思いながら、衛になれています。三石さんがいてこその衛なんだといつも感じています」と思いの丈を述べる。そして福圓は「琴乃さんがいてくれるから、90年代TVアニメと『Crystal』が橋渡しされています。琴乃さんがいるから新シリーズが始められたと思います。いつも素敵で、ちょっぴり天然で、母性があって。キャスト・スタッフそして作品への愛情を感じます。琴乃さんこそがうさぎちゃんなんだなと思っています。これからもずっとうさぎちゃんであり続けてほしい」と三石を称えた。
最後に三石は「皆さんの気持ちがとてもうれしいです。後編の公開はもちろんですが、とても素敵な日になりました。みんなと一緒に楽しめてうれしいです。映画でも観ている方にとってトキメキ・夢・恋などきらきら輝く宝石がたくさん詰まった作品になっています。『美少女戦士セーラームーン』のおかげで今も声優としてここに立てています。感謝でいっぱいです」と涙を浮かべながらコメント。舞台挨拶を締めくくった。
(c)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」製作委員会