「あしたのジョー」展示会が世田谷文学館で開催中、情熱的にあすを生きる術を紹介
高森朝雄(梶原一騎)原作によるちばてつや「あしたのジョー」の展示イベント「あしたのために あしたのジョー!展 -情熱的にあすを生き抜くために-」が、3月31までの期間、東京・世田谷文学館で開催されている。
同展では「あしたのジョー」を通じ、“心身ともに情熱的にあすを生きる術”を紹介。場内の展示室は、矢吹丈が丹下段平から叩き込まれたプロのボクサーになるための極意「あしたのために 1~7」にちなみ、7つの章で構成されている。高森とちばのエッセイから「あしたのジョー」に懸ける作者の苦闘を読み解く「『あしたのために』のために」といった章のほか、高森とちばによる原稿と原画の比較展示も登場。また力石徹の葬儀の様子、丹下拳闘クラブをイメージしたコーナーも設けられた。さらに高森の長男・高森城とちばが選んだ思い入れの深いシーンがメッセージとともに展示され、「きのうの ちばてつや 今こそ伝えたい、次世代へのメッセージ!」と題した章では、ちばの戦中・戦後体験から読み解くちば作品の原風景が紹介される。
「あしたのために あしたのジョー!展 -情熱的にあすを生き抜くために-」
期間:2021年1月16日(土)~3月31日(水)
時間:10:00~18:00 ※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで
会場:東京都 世田谷文学館 2階展示室
休館日:毎週月曜日(臨時休館の場合あり。来場の際は事前に確認を)
料金
一般:800円(640円)
65歳以上・大学・高校生:600円(480円)
中学生以下:無料
障害者手帳所持者:400円(大学生以下は無料)
※()内は団体割引と「せたがやアーツカード」割引料金
※コレクション展「ムットーニのからくり文学館」は別料金。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、混雑時は入場を制限する。
(c)高森朝雄・ちばてつや/講談社