カルト村で育った作者の実録エッセイ最新作、自由だった幼少期の思い出を描く
高田かやの新連載「カルト村の子守唄」が、本日9月1日に文藝春秋のWebサイト・コミックエッセイルームでスタートした。
所有のない社会を目指す“カルト村”で育ち、当時の記録を綴ったコミックエッセイ「カルト村で生まれました。」「さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで」を刊行してきた高田。「カルト村」シリーズの最新作となる同作では、高田が生まれてから小学校に上がるまでのエピソードが描かれる。元々は村の外の温泉に行ったり、クリスマスにデパートでプレゼントを買ったりと自由に過ごせた村だったが、徐々に理不尽なカルト村に変化していったという。そんな村の転換期について、高田の両親に聞いた話も織り交ぜながら描かれていく。
高田かやコメント
「カルト村の幼少期を描いていないのが心残りだったからそれを描ききれば思い残すことはない、これで本当に私の村での話はおしまいだから、これが最後の本になるだろう」と思いながら作業をしています。この連載をご覧いただける間だけでも、新型感染症や不安の広がる先行き不透明な現在から少しでも離れる時間を提供できましたら幸甚です。