北海道のゲストハウスを舞台に、問題抱えた男女の出会い描く田川とまたの読切
ヤングキングBULL(少年画報社)が、本日8月4日発売の9月号で創刊2周年を迎えた。表紙と巻頭カラーは「ひとりぼっちで恋をしてみた」の田川とまたによる読み切り「仇の花」が飾っている。
「仇の花」は北海道で小さなゲストハウスを営む女性・りおを軸に描いた物語。ある日閑古鳥が鳴いているゲストハウスへ、東京からワケあり顔な青年が宿泊にやって来る。宿泊費がないという青年に対して、ムッとするりおだったが、結局彼を泊めることに。青年に対して明るく振る舞うりおだが、彼女自身もまた問題を抱えており……。
このほか今号にはホームレスとして生きる中年男性を描いた細野不二彦の読み切り「マンキツBLUES」の新作エピソードも掲載。女性とあれば見境なしの好色坊主が主人公の、あみだむくによる読み切り「煩悩菩提(ぼんのうぼだい)くそ坊主」も収められている。