私とペット 第5回 山田南平×桐
「おうち時間をともにする愛するペットを、思う存分自慢してもらいたい!」そんな思いでスタートした、コミックナタリーのコラム連載「私とペット」。第5回には「オトナになる方法」や「紅茶王子」などで知られる山田南平が、愛犬・桐を連れて登場。「とにかく宇宙一かわいいです」と語る、山田の熱い思いをご覧あれ。
取材・構成 / 増田桃子
名前
桐(キリ)
種別
パピヨンと日本スピッツのMIX。
誕生日 / 年齢
2020年の8月で満4歳です(元保護犬なので推定です)。
初めて出会った日
約3年前です。室内をはちゃめちゃに駆けずり回っていました。
好きな食べ物
プレーンヨーグルトと豚耳ガム。
好きな遊び
私の右腕に奇声を上げながら踊りかかってくるやつ。
なぜか必ず右腕です。
チャームポイント
顔面偏差値の高さ。
そのくせたまに異様に胴が長いとこ(伸縮自在なので普通にしていると普通)。
好きなところ
頭部の毛質。信じられないほど猫っ毛でふわふわです。
逆に一見ふわふわの尻尾は信じられないほどごわごわです。
おうち時間の過ごし方
私の仕事中は私の仕事机の下で寝ています。
構ってほしくなると机の下から出てきてだっこしろと膝にしがみついてくるので、かまってやれるときはだっこします。とりあえず膝にしがみつかれると弱いです。
ペットに対する思い
世界中の飼い主がわが子が世界一かわいいと思っていることは承知のうえで、うちの子もとにかく宇宙一かわいいです。あまりかわいいので家族全員が1日に何度も桐の顔をまじまじ見つつ「お前はかわいいなあ」と言っているため、自分の名前を「オマエハカワイイナア」だと思ってしまったらどうしようと心配です。
しっかり看取ってやりたいので私より長生きされるのは困りますが、最低でもあと20年くらいは生きてほしいです。
読者へのメッセージ
ペットの中でも犬(特に大型犬)は、気軽に手を出してはいけない動物のひとつだと思っています。10年から15年生きる犬を生涯飼育すると、かかる費用は少なく見積もっても200~300万円です。運悪く大きな病気や事故を経験してしまうとその何倍にもなりますから、犬を飼う人は経済的に余裕がなければいけません。
犬には高度なしつけが必要不可欠です。すんなりとしつけの入る犬なら苦労も少なくすみますが、最初からそんなイイコな犬はまずいないので、やっていいことと悪いことを教え込むまでの間のストレスを考えると、犬を飼う人は精神的に余裕がある人でなければいけません。
そして10数年後、今度は看取りのための老犬介護がやってきます。特に大型犬の介護は、人間の介護と同じくらい大変です。
でも、それらをすべてクリアしてなお余りあるものを、イヌという種族は人間に与えてくれると私は思います。
とにかく、いぬはいいぞ。
山田南平(ヤマダナンペイ)
1991年、花とゆめプラネット増刊春の号(白泉社)に掲載された「48ロマンス」でデビュー。以降、花とゆめにて「オトナになる方法」「紅茶王子」、別冊花とゆめ(ともに白泉社)にて「空色海岸」「オレンジチョコレート」など多数発表。現在は白泉社の電子雑誌・花ゆめAiで「恋するMOON DOG」、白泉社のアプリ・マンガParkで「金色のマビノギオン」を連載中。