東村アキコ「美食探偵 明智五郎」ドラマ化、中村倫也がグルメなイケメン探偵に
東村アキコ「美食探偵 明智五郎」がTVドラマ化され、4月より日本テレビ系で放送されることが決定。主演は中村倫也が務める。
「美食探偵 明智五郎」は見目麗しく、美味しいものをこよなく愛する探偵・明智五郎を主人公にしたサスペンス。明智は移動弁当屋の小林苺を気に入り、彼女を助手扱いしながら数々の事件に巻き込んでいく。そんな明智と対峙するのは、最初は依頼人として出会い、後に殺人鬼となった美女“マグダラのマリア”。探偵と殺人鬼という対立関係にありながらも、明智とマリアは男女として惹かれ合う。ココハナ(集英社)で連載され、単行本は5巻まで発売中だ。
中村は「原作を読ませていただいて、ようこんな見目麗しい、整った役を薄顔の男に持ってきたな……と(笑)。出来る限りの工夫とあふれんばかりのパッションでなんとか乗り切ろうと思っています」とコメント。なおドラマ衣裳のスーツは中村が生地選びから参加し、衣裳部や制作スタッフとともに作り上げたオーダーメイドだという。また東村は「明智役の中村倫也さん、ハンサムで、クレバーで、ちょっと不思議な感じが明智役にぴったりです。楽しみです!」と期待を寄せた。
なお番組公式Twitterでは、中村のサイン入りチェキが抽選で2名に当たるキャンペーンを実施。希望者は番組公式Twitterのアカウントをフォローし、対象のツイートをリツイートしよう。
東村アキココメント
私は子供の頃、図書館にあった江戸川乱歩の小説や、テレビでやっていた探偵ものの映画、サスペンスドラマが大好きでした。どの作品も怖いのに、登場人物はみな魅力的で、レトロでお洒落で、恐ろしくも美しい悪、みたいな作品たちに魅了されたものです。この作品は、そんな世界観を私なりに漫画という形で表現したものですが、それがこの度ドラマ化されると聞いて、人生がループして子供の頃に見たブラウン管の中に明智とマリアが映り込むような不思議な感覚におそわれました。
明智役の中村倫也さん、ハンサムで、クレバーで、ちょっと不思議な感じが明智役にぴったりです。楽しみです!
中村倫也コメント
役どころについて
原作を読ませていただいて、ようこんな見目麗しい、整った役を薄顔の男に持ってきたな……と(笑)。出来る限りの工夫とあふれんばかりのパッションでなんとか乗り切ろうと思っています。
もちろん、明智は主役ですし大事ではあるのですが、作品としては、周りのキャストの皆さんと織りなすハーモニーを大事にして、毎話、毎カット探りながら丁寧に作り上げていきたいです。
東村アキコの作品について
物語の紡ぎ手としての発想力、構成力も素晴らしいですが、なにより愛嬌のあるキャラクターが沢山出てきますよね。東村先生にお会いしたことはないのですが、先生自身がきっと、とても魅力的で、周りから放っておけないな……と思われている方ではないかと。だから、魅力的なキャラクターを沢山作ることができるのかなと思っています。
視聴者にメッセージ
このドラマは、殺人を犯す動機や切り口が今までのミステリーと違うところが見どころですね。
また、生身の人間ならではの会話のテンポを大事にしながら、ポップで楽しげなところから、急におどろおどろしい面を見せるなど、想像できない変化をしていく作品にしていけたらと思っています。あまり見たことのない日曜10時半のドラマになるのではないでしょうか。
ちゃんとスパイスをまぶして料理するので、楽しんでください!!
荻野哲弘プロデューサーコメント
東村アキコさんの原作を初めて拝読した時の衝撃は今でも忘れることができません。
10数年前「火曜サスペンス劇場」という名物番組に関わらせていただいた人間にとって、東村さんが紡ぐ物語の中で犯人が殺人に手を染めるに至る“動機”がとっても斬新に思えたからです。更に、「犯人が捕まらず、しかも××する」という衝撃展開も!
そんな素敵な原作の主人公・明智五郎役に、今最も旬な俳優の一人である中村倫也さんをお迎えできるとは……なんたる僥倖でしょう! 役ごとにクルクルと変貌する中村さんの「何をしでかすか分からない」存在自体がサスペンスな魅力と、ディズニー映画の主題歌まで歌い上げてしまう艶っぽい声に、心から期待しています。
「笑えて、ドキドキして、時々泣ける」美味しいドラマを目指します。それぞれの素材の味が中途半端にならず際立つよう、スタッフ・キャストの皆さんと精一杯調理しますので、是非ご賞味下さい!
「美食探偵 明智五郎」
放送日:2020年4月より、毎週日曜22:30~23:25
放送局:日本テレビ系
スタッフ
脚本:田辺茂範
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:荻野哲弘、本多繁勝(AX-ON)、西紀州(AX-ON)
協力プロデューサー:吉川恵美子
演出:菅原伸太郎、水野格 ほか
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)東村アキコ/集英社