柴田ヨクサル曰く「令和の純文学」、イトイ圭のガールミーツボーイ「花と頬」
イトイ圭の単行本「花と頬」が、本日9月30日に発売された。
楽園 Le Paradis [ル パラディ](白泉社)のWeb増刊にて発表された「花と頬」は、有名ミュージシャンの娘である頬子と九州からの転校生・八尋を描くガールミーツボーイ。図書室での筆談で距離を縮めていく2人のやりとりが、丁寧に描写される。
帯には「花と頬」の作中にも登場した「ハチワンダイバー」の著者・柴田ヨクサルが「この作品は令和(げんだい)の純文学です」「読んだ瞬間の感想として『爽やかに切ない』。カタルシス盛りすぎで安っぽいキャラが都合に合わせて安いセリフを言うなどの展開は一切なく爽やかなのに、切ないという不思議な、自分が忘れていた感覚に染み入りました」とコメントを寄稿した。「花と頬」の刊行を記念し、COMIC ZIN、楽園協力店など一部の一般書店では購入者にイラスト付きの特典を配布している。
柴田ヨクサルコメント
切れば血の出る漫画。それほどまでに丁寧に描かれた人物描写…この作品は令和(げんだい)の純文学です。
読んだ瞬間の感想として「爽やかに切ない」。カタルシス盛りすぎで安っぽいキャラが都合に合わせて安いセリフを言うなどの展開は一切なく爽やかなのに、切ないという不思議な、自分が忘れていた感覚に染み入りました。素晴らしい作品です!!