「かぐや様」完成披露で橋本環奈に言い間違い指摘され、平野紫耀「暴露大会になるとは」

実写映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」舞台挨拶の様子。左から河合勇人監督、ゆうたろう、池間夏海、平野紫耀(King & Prince)、橋本環奈、佐野勇斗、浅川梨奈、堀田真由。

赤坂アカ原作による実写映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の完成披露舞台挨拶が、本日8月7日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて実施された。

9月6日より全国公開される映画「かぐや様は告らせたい」は、由緒正しき名門高校を舞台に、学年トップの成績を誇る生徒会長の男子・白銀御行と、副会長で大財閥の令嬢・四宮かぐやの恋愛模様を描いたラブコメディ。本日行われた舞台挨拶には、白銀御行役の平野紫耀(King & Prince)、四宮かぐや役の橋本環奈、石上優役の佐野勇斗(M!LK)、柏木渚役の池間夏海、藤原千花役の浅川梨奈、早坂愛役の堀田真由、翼役のゆうたろう、河合勇人監督が登壇した。

客席の中通路から登場した登壇者たち。お立ち台に立った平野と橋本が、客席後方に向かってバズーカからハート型のクッションボールを発射すると、客席からは割れんばかりの歓声が上がる。舞台に上がった平野は「僕も完成した作品を観せてもらったんですけど、これからいろんな人に観てもらえるのが楽しみです」と挨拶する。今回初共演となった平野と橋本。互いの印象について問われると、橋本は「このまんまです。お会いする前も会った後も変わらない」と断言。観客たちを振り返り「皆さんがTVで観ている姿と、裏でも一緒です」と語る。さらに「基本すごい変わってます。皆さんもご存知のとおりよく言い間違いをするんですけど、撮影中セリフを間違えていても、この方は全然気付かないので(笑)」と平野との撮影を振り返り、笑いを誘う。そんな橋本の言葉に、平野も負けじと言い返し「僕がしゃべってるのに、みんなポカーンとしてるんですよ。『なんでお芝居しないの?』って。でも後々考えたら僕が悪かったみたいですね」と続けた。

また佐野からも、平野の言い間違いエピソードが飛び出す。「僕、石上っていう役なんですけど、僕を呼ぶシーンで何を思ったのか『おい、○○」って音声さんお名前を言われて」と佐野に暴露された平野は「直前まで(音声さんに)マイクを直してもらってたので、そのまま撮ったら名前が出てきちゃって……。そういうのはありましたね」と恥ずかしそうに語る。さらに浅川からも「私がホッカイロをたくさん貼っていたら『ひあがりなの?』って。どうやら『寒がり』と『冷え性』がまざって『ひあがり』になったみたいで……。日々平野語録が増えていく感じでした」と撮影中の裏話を披露した。

そんなキャスト陣からの言葉に、平野は「どれを言おうかなと思ってると、つい言葉が合体して出てきちゃうんですよ。まさかこんな暴露大会になるとは……。足の指がしびれてきました」と少々落ち込んでいた。一方、橋本の印象について「TVで観る印象は『上品な女優さん』と思ってたんですけど、ギャップがあるというか。すごく接しやすくて、人と壁なく接せられる天才だなと思いますね」と答える平野。「監督に『カンカン(橋本)と仕事するの何回目ですか?』って聞いたら初めてだよって言われてビックリして。もう5、6本は撮ってる距離感」と橋本について明かした。

また撮影中、原作者である赤坂が見学に来ていた話も飛び出す。平野は「スケジュールがタイトなので、現場で先生としゃべることはなかったんですけど、『ピッタリでした』って言ってくださって。恐れながらうれしかったですね」と振り返る。続く橋本も「原作の先生に『良い』って言ってもらえることが一番うれしい。撮影中にそんな言葉をもらえて、安心感を与えていただきました」と喜びをあらわにした。

さらに作品のタイトルにちなみ、自分が「告りたい」のか「告らせたい」のかを答えるコーナーも。8名が一斉にフリップを上げると、ゆうたろう以外が全員『告りたい』という結果に。理由を問われた平野は「告りたいですねえ。やっぱり自分の中で、告白するなら男からいくものかなと」と回答する。また同じく『告りたい』と答えた橋本に対し、平野が「ごめん質問いい? それはさ、告られてもいいの?」と追求。橋本が「告られてもいいです。絶対に自分から告る必要はないです」と戸惑いながら答えると、平野はにやりとした笑みを浮かべながら「なるほどー」と顔を覗き込む。すると橋本は「でも『告らせたい』と『告られたい』って違うじゃないですか。特定の人物に告らせたいのか、誰かから告られたいのかで違いますよね」と持論を展開すると、観客たちからも感嘆の声が上がる。すると平野は「やっぱり女優さんは、言葉のニュアンスの違いに気付くんですね。リスペクトしますね」と感心していた。

一方、唯一「告らせたい」側だったゆうたろうが「僕ももともとは『告りたい』人だったんですけど、この現場で心理戦って楽しいなと思って。勉強させていただきました」が語ると、平野は「ゆうたろう的にはこの作品がターニングポイントだったんだね」とコメントし、ほかのキャスト陣の回答に興味津々の様子だった。

最後、河合監督は「今日、皆さんの熱気に感動しました。本作も皆さんの熱気に負けないような熱い作品になっています。今日は最後まで楽しんでいってください」と、これから映画を観る観客たちにアピール。そして平野が「キャスト、スタッフ一丸となって、いかにキュンキュンできるかにこだわりながら作った作品です。キュンキュンと笑いと感動の三拍子が揃っているので、ぜひ何度でもお近くの劇場に足を運んでください」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。

(c)2019映画『かぐや様は告らせたい』製作委員会 (c)赤坂アカ/集英社