「ガルパン 最終章 第2話」中上育実が敬礼覚えた息子を「ガルパンおじさんに」
劇場アニメ「ガールズ&パンツァー 最終章 第2話」の初日舞台挨拶が、本日6月15日に東京・新宿バルト9にて行われた。
全6話構成で、「無限軌道杯」に参加した大洗女子学園戦車道チームの戦いを描く「ガールズ&パンツァー 最終章」。「第2話」となる本作では、「第1話」から続く大洗女子学園とBC自由学園の戦いに終止符が打たれる。イベントには、西住みほ役の渕上舞、武部沙織役の茅野愛衣、五十鈴華役の尾崎真実、秋山優花里役の中上育実、冷泉麻子役の井口裕香、司会として園みどり子、後藤モヨ子、金春希美役を務める井澤詩織が登壇した。
朝8時からと早朝の上映後に行われた本イベント。中上は、自身の演じる優花里のセリフ「ヒヤッホォォォウ! 最高だぜぇぇぇぇ!!」を観客と叫び、会場のボルテージを上げていく。この日、新宿バルト9では深夜0時から本作の最速上映を実施。最速上映にも参加したという熱心なファンを客席から見つけると、渕上は「そんなバカな!?」と驚きを見せていた。
渕上は完成した作品を観て「アフレコでストーリーを知ってはいるけど、新作を観ているような新鮮な気持ちで観ることができました」と感想を述べる。さらにお気に入りのシーンとして「ケーキを食べるシーン」を挙げ、中でも「カヌレにフォークが入る瞬間」が素晴らしかったと話し、劇中のあんこうチームさながら、「食べ物が美味しそうだった」という話題でキャスト全員が盛り上がっていた。
尾崎は「第2話」でも対戦が続くBC自由学園が怖かったと切り出す。試合終盤のシーンについて尾崎はその戦いぶりに恐怖を覚えたそうで「二度と戦いたくない!」と言い切り笑いを誘った。中上は「作戦を思いついたときが好きですね」と話し、策が次々にはまっていく瞬間が「気持ちよかった」と見どころを語る。時折挟み込まれる歌唱シーンが印象的だったという井口は、「第1話」でのアフレコを振り返り「監督がスタジオに入ってきて『僕が一緒に歌います』って(笑)」と裏話を披露し、そういった予想だにしないアイデアから刺激を受けていると伝えた。
本作では大洗女子学園以外のチームの戦いも一部描かれることから茅野が「あれは全部OVAにならないんですか?」と提案すると、会場からも賛同するような大きな拍手が起こる。さらに渕上が「お胸が大きなチームが観たい」と「第1話」に登場し、詳細が明かされていないチームの名前を出すと、キャスト陣も賛同し、期待を膨らませたトークを展開した。
最後の挨拶では井口が雨の中集まったファンへの感謝を伝え「まだまだここから先、どうなっていくのか我々もわからない展開が待っているので、第3話も楽しみにして下さい」と述べる。中上は「まだ2歳にもなっていない下の息子が敬礼を覚えました。このまま“ガルパンおじさん”にしていこうと思います(笑)」と観客を笑わせ、尾崎は「息を止めて、手に汗握って観てしまう。劇場で観てほしい作品だと本当に毎回思います」とアピール。
茅野は「今日この映像を観たら待っていてよかったと思っていただけたのではないかと思います。最終章がまだ続いていくと思うと私もワクワクが止まりません」と約1年半ぶりの続編となった本作への思いを語り、渕上に促され挨拶した司会の井澤は「みんなが笑顔で観に来てくれることを、とってもうれしく思っています」と笑顔で話す。「第2話」について公開まで内容を話せないことをもどかしく思っていたという渕上は「楽しい作品が故に皆さんに早く話したいという思いが、やっと今日ここで解放されました。こうやって無事に公開できて本当によかったなと思います」と、ネタバレ満載で行われたトークを締めくくり、恒例となったキャストと観客による「パンツァー・フォー!」の掛け声とともにイベントは幕を閉じた。
(c)GIRLS und PANZER Finale Projekt