手塚治虫が小学館の学年誌で発表した「やじうまマーチ」初の単行本化
手塚治虫「完全限定版 やじうまマーチ」が、本日1月30日に発売された。
小学館の学年誌・小学二年生で1970年9月号から1971年2月号まで連載された「やじうまマーチ」は、「やじのうまたろう」という名の、馬とも人間ともつかない少年が巻き起こす騒動を描いたドタバタギャグ。同作が単行本化されるのは今回が初めてとなる。このたびの「完全限定版」では手塚プロに保管されていた原稿を用い、最新のDTP技術で製版され、初出時よりも美麗な状態で刊行された。
あわせて小学館の学年誌に連載された「冒険放送局」と「ピロンの秘密」も収録。扉などのカラーページが連載当時のまますべて再現されるのは今回が初となり、扉のアオリ文や柱のコピーなども、連載当時の雰囲気を味わえるよう手を加えずに掲載されている。さらに連載当時に付録として登場した「冒険放送局」の別冊も、当時の判型と体裁そのままで収録された。