「少年ハリウッド」完璧じゃないダンスも見どころ、新千歳映画祭に橋口いくよ登壇
去る11月2日から5日まで北海道・新千歳空港ターミナルビルにて開催された「第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」にて、アニメ「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-完全版」の爆音上映が実施。11月4日には原作・脚本・シリーズ構成を担当した、橋口いくよの舞台挨拶が行われた。
約60分に及ぶ「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-完全版」は、テレビアニメの最終話である「HOLLY STAGE FOR YOU」を完全版にするべく、2016年に行われたクラウドファンディングで集まった支援により制作されたもの。全編にわたり少年ハリウッドのライブシーンが繰り広げられ、テレビシリーズでは観ることのできなかったソロメドレーを含む全楽曲が映像化されている。
橋口はクラウドファンディングが実施された2016年当時を振り返り、「正直、今だから言うとクラウドファンディングもダメ元だったんです。1曲でも多く皆さんに観ていただければという気持ちで始めたんですが、(最終目標金額の5000万円を超えて)約6000万の支援が集まったときは、本当に奇跡が起きたと。奇跡を起こすことができるのがアイドルだと思うんですが、そのチャンスを皆さんがくださった」と語る。
ライブパフォーマンスのすべてが手描きで制作されている同作について、橋口は「『少年ハリウッド』のプロジェクトには、ZEN THE HOLLYWOODという関連アイドルが存在していて、彼らに(少年ハリウッドの)それぞれのキャラクターとして踊ってもらい、それを3万枚を超える作画で描き起こしている」と説明。「日本のアイドルはダンスが完璧じゃないところも魅力。手が揃わないとか、リズムが取れてない子がいるっていうのも含めて細かく描き起こされているので、そこを注目して観ていただくと『あっ!』と思ってもらえると思います」と同作の見どころを述べた。
最後に橋口は「クラウドファンディングで支援してくださった皆さまのお名前が、エンドロールに流れるんです。黒い背景が真っ白に埋まるぐらい、多くのお名前が流れるんですが、それを見て、これだけの人に支えてもらった作品なんだ、アイドルなんだ、というふうに観ていただければうれしいです」と観客へメッセージを贈った。
「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-完全版」は、12月22日から28日まで東京・池袋HUMAXシネマズにて1週間限定上映を予定。気になる人は足を運んでみては。
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