画業66年の現役作家わたなべまさこ特集、萩尾望都・くらもちふさこコラボグッズも
わたなべまさこの初期短編集「わたなべまさこ名作セレクション~花と洋館とファッションと~」と、書籍「総特集わたなべまさこ 90歳、今なお愛を描く」が、河出書房新社より発売された。
わたなべまさこは1952年に「小公子」でデビューし、画業66年を迎えた現在も執筆を続ける現役最年長女性マンガ家。「わたなべまさこ名作セレクション~花と洋館とファッションと~」には、60年代にりぼん(集英社)で連載された「花の館」、64年に別冊マーガレット(集英社)に掲載された「小さなレディ」「お嬢さまお手をどうぞ」、同年りぼんに掲載された「まいごのミチル」の4作品が収録された。なお「小さなレディ」は本書が初の単行本収録となる。
「総特集わたなべまさこ 90歳、今なお愛を描く」では、「生まれ変わってもマンガ家になりたい」と語るわたなべの2万4000字インタビューを、多数の図版を交えながら掲載。単行本未収録の「花の精チュチュ」や、萩尾望都、木原敏江、くらもちふさこ、花村えい子による特別寄稿もおさめられた。巻末には年表と全作品リストも収録。わたなべのキャリアを振り返る1冊となっている。
また、2冊の出発を記念した原画展が東京・銀座のスパンアートギャラリーにて、9月と11月の2期に分けて開催される。9月30日まで開催中の第1期「カラーイラスト編」では、「ガラスの城」「聖ロザリンド」「金瓶梅」などのカラーイラストの展示に加え、複製画やオリジナルグッズ、萩尾望都やくらもちふさことのコラボグッズも販売される。
なお11月3日から18日にかけては第2期「マンガ原稿編」を開催。原画展はいずれも入場無料となっている。
「わたなべまさこ原画展[カラーイラスト編]」
会期:2018年9月15日(土)~30日(日)11:00~19:00 ※水曜休
会場:東京・スパンアートギャラリー
料金:入場無料
「わたなべまさこ原画展[マンガ原稿編]」
会期:2018年11月3日(土・祝)~18日(日)11:00~19:00 ※水曜休
会場:東京・スパンアートギャラリー
料金:入場無料