マルシルが男で、新田が幼女で…?ハルタキャラが性別逆転した禁断の小冊子
本日8月10日発売のハルタVol.57(KADOKAWA)には、ハルタ連載作の登場人物の性別を逆にした小冊子「リバースフェローズ」が綴じ込まれている。
「リバースフェローズ」では九井諒子「ダンジョン飯」のマルシルが男になったり、大武政夫「ヒナまつり」の新田が幼女になったり。総勢31名の作家が男女逆転をテーマに描き下ろした、今号限りの“お戯れ”をお見逃しなく。
そのほか今号では、黒川裕美「夕凪に舞え、僕のリボン」、間間戸淳「鞄工房日記」という2本の新連載がスタートした。「夕凪に舞え、僕のリボン」では新体操に魅入られた少年・羽田凜太郎の物語。第1話は1984年、まだ凜太郎が気弱な小学生だった時代から始まる。人気のない場所を求めて寂れた神社を訪れた彼は、そこで運命的な出会いを果たし……。一方の「鞄工房日記」は、根暗な少女・歩が主人公。両親を亡くし、家にも学校にも居場所のなかった歩は、面倒を見てくれていたおばから出ていくことを命じられ、突然フランスに住むおばの甥のもとで暮らすことになる。そこでも不遇な扱いを受けた歩は、ある夜、甥の家を飛び出し、言葉も通じないフランスの町をあてもなくさまようことに。そんな彼女が導かれるように戸を開いたのは、星のように輝くバッグを売る店だった。戎島実里「今日のちょーか!」、高江洲弥「ひつじがいっぴき」、福田星良「あねおもい」の3作は最終回を迎えている。
一部書店では本誌の購入者に、ハルタ編集部と月刊ASUKA編集部から、有志の編集者が集い刊行している小冊子「青騎士」の第3弾を配布。表紙はあさのが手がけた。
ハルタVol.57 掲載作品
黒川裕美「夕凪に舞え、僕のリボン」
間間戸淳「鞄工房日記」
入江亜季「北北西に曇と往け」
原鮎美「はなやっこ」
高橋那津子「昴とスーさん」
空木哲生「山を渡る-三多摩大岳部録-」
柴田康平「レキヨミ」
大槻一翔「欅姉妹の四季」
松本水星「燕のはさみ」
大武政夫「ヒナまつり」
九井諒子「ダンジョン飯」
佐野菜見「ミギとダリ」
宮永麻也「ニコラのおゆるり魔界紀行」
佐々大河「ふしぎの国のバード」
山田果苗「東京城址女子校生」
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
福島聡「バララッシュ」
真冬麻里「傑作のピエタ」
森薫「乙嫁語り」
中村哲也「キツネと熊の王冠」
設楽清人「忍ぶな! チヨちゃん」
八十八良「不死の稜線」
近藤聡乃「A子さんの恋人」
山本和音「星明かりグラフィクス」
嵐田佐和子「青武高校あおぞら弓道部」
川田大智「彼女はお義父さん」
福田星良「あねおもい」
犬童千絵「碧いホルスの瞳-男装の女王の物語-」
佐藤春美「お~い やゆ代さん」
戎島実里「今日のちょーか!」
井上きぬ「まだ見ぬ春の迎えかた」
高江洲弥「ひつじがいっぴき」
大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」
大上明久利「Auto Smith」
カバーイラスト、カバー・ストーリー:丸山薫
「リバースフェローズ」参加作家一覧
中村哲也、高橋那津子、松本水星、山本ルンルン、宮永麻也、八十八良、大窪晶与、嵐田佐和子、福田星良、入江亜季、黒川裕美、川田大智、山田果苗、九井諒子、山本和音、空木哲生、森薫、柴田康平、戎島実里、犬童千絵、大槻一翔、佐野菜見、大武政夫、佐々大河、樫木祐人、福島聡、設楽清人、原鮎美、高江洲弥、井上きぬ、丸山薫