「ミイラの飼い方」田村睦心やミーくんがダンスを披露!“真顔”やりきり安堵

「ミイラの飼い方」トークショーの様子。左からミーくん、茜屋日海夏、河本啓佑、田村睦心、山下誠一郎、ポムポムプリン。

空木かける原作によるテレビアニメ「ミイラの飼い方」のトークショーが、去る3月31日に東京・サンリオピューロランドにて開催された。

イベントには柏木空役の田村睦心、神谷他月役の河本啓佑、茂木朝役の茜屋日海夏、立秋大地役の山下誠一郎、監督のかおりに加え、ミーくんとポムポムプリンが参加。さっそくキャスト陣は、テレビアニメ全12話を終えた感想を話していく。田村は「あっという間だったなと思います。アフレコのときも『もう12話に入っちゃうの!?』って思った」と話すと、河本も「11話の最後、『次回、最終回』と予告で言われたときはズキンときて……。僕らも、『このシーン、かわいいなあ』ってアフレコしながら癒されてたんです」と名残惜しそうに述べる。

また最終話でようやく明かされた、ミーくんたちのキャストについても話が及んだ。ミーくんとコニーは柏木カエデ役の茅野愛衣が演じていたのだが、実は河本もオーディションでコニー役に挑戦していたそう。河本は「本番で茅野さんがやってるのを見て、『これだ……! 俺のじゃない、絶対に……』って」と笑って語る。オーディションで披露した自分なりのコニーを壇上で再現してみせると、「これはこれでかわいい」とほかのキャスト陣から高評価を得た。

和気藹々と話が進む中、かおり監督から「びっくりしたのが、Twitterをやっているお三方(田村、河本、茜屋)がリアルタイムでアニメの実況をしてくださったこと。本当にうれしくて! 」というコメントが。河本は「大したことつぶやけてないんです」と返すと、田村も「ネタバレを避けようとすると『あー! かわいいい!』だけしか言えなくなっちゃう」と頷く。ここで茜屋が、河本のツイートに対し「毎週、コニー(のぬいぐるみ)と夜食みたいなものの写真を載せてるのはなんなんですか」と質問。河本は「コニーが深夜におやつを食べたいって言うから……」と答え、田村から「けっこう重めのやつ食べてますよね」と鋭い指摘を受けた。

イベントでは、エンディングについての裏話の数々が明らかに。序盤キャラクター4人と小さい生き物がそれぞれ順に登場するパートは、サンリオがモチーフになっていたことが判明する。空が雲に乗っているのはシナモロール、他月が横座りしてるのはハローキティ、茂木のポーズはお尻が特徴的なポムポムプリン、大地が星に囲まれ月の上で眠っているのはリトルツインスターズをイメージしたと、かおり監督が語った。

キャラクターたちによる踊りが、“真顔ダンス”として話題になったエンディング。キャストたちが踊ってみた動画もYouTubeにて公開されているが、ダンスに自信がないという田村によると苦労があったそう。しかし「普通だったらつらい気持ちになりそうだけど、みんな励ましてくれるんです。映像ではこっちの音が入らないのをいいことに、実は現場ではコールみたいなものがあって。とにかく山下くんの声がでかいんです(笑)」と話す。山下は「いやあ、盛り上がるかなと思って。『ヘイ! 睦心!!』みたいな」と掛け声をやってみせる。田村は「それをやられて気が散った」と言いながらも、「ミスしても大丈夫って気持ちになれた」と感謝した。

最後に、キャスト陣、そしてミーくんとポムポムプリンは、エンディングのダンスを披露。音楽が始まる前、緊張した面持ちの田村をポムポムプリンが励ます。いざ曲がスタートすると、田村を含む全員が見事に踊りきり、観客からは大きな拍手が。一同は「できたー!」「真顔やったね!!」と喜び、イベントは幕を閉じた。

「ミイラの飼い方」は男子高校生の柏木空と、冒険家である彼の父親がエジプトから送ってきた手のひらサイズのミイラのミーくんとの共同生活を描くコメディ。空木かけるによる原作がcomicoにて連載されており、今年1月よりテレビアニメが放送された。アニメDVDの1巻が発売中で、2巻は4月18日にリリースされる。