大友克洋、岩井澤健治、山村浩二らがフランスのアニメ映画に感想コメントを寄せる
大友克洋、岩井澤健治、山村浩二らが、フランスの長編アニメーション映画「マルセル&ムッシュ・パニョル」に感想コメントを寄稿した。
「マルセル&ムッシュ・パニョル」は、フランス人作家のマルセル・パニョルが、少年時代の自分と人生を振り返る、事実に基づく物語。監督は「ベルヴィル・ランデブー」などのシルヴァン・ショメが務める。日本では11月6日より順次公開予定だ。
大友は「クラシカルなテーマを扱いながらも、それに反して映像は新しい表現や手法を積極的に取り入れていることに大変感心しました」とコメントした。岩井澤は作品について「物語を支える背景美術と光と影の表現によって カタルシスを呼び起こす」と語る。また山村は「卓越した作画の技術によって、過去に存在していた人物が実存感を持って目の前に現れるかのようだ」と評価した。そのほか山田洋次、美村里江、しまおまほも、感想を寄せている。
大友克洋コメント
狂乱の時代(レ・ザネ・フォル)のフランスを舞台に一人の作家の人生を時世にそって描くという、
クラシカルなテーマを扱いながらも、
それに反して映像は新しい表現や手法を積極的に取り入れていることに大変感心しました。
ショメさんはまだまだ進化を続けている人だと改めて認識できる映画でした。
岩井澤健治コメント
マルセルの半生に合わせて時代ごとに変化する演出は
ショメ節とでも言うべきか。
物語を支える背景美術と光と影の表現によって
カタルシスを呼び起こす。
山村浩二コメント
ショメが描くデフォルメされた人物は、フランス戯画の本流を感じさせ、格調高い伝記映画の様相を呈している。卓越した作画の技術によって、過去に存在していた人物が実存感を持って目の前に現れるかのようだ。
山田洋次コメント
一人の作家の人生を、尊敬をこめてユーモラスに描き切ったアニメーションの表現力に感嘆。
なにを隠そう、寅さん映画のアイデアはこのマルセル・パニョル氏の作品が出発点なのです。
美村里江コメント
「大切なのは職業じゃない しっかり仕事して美しい作品を作ることだ」
主人公の祖父の言葉通り、目の前のことに懸命に取り組み続ける人は、誰しもがアーティストだ。
そして幕間でふと目線をあげれば、光と色に溢れた世界と繋がる美しい瞬間が訪れる。
しまおまほコメント
自分の本当の気持ちへ導いてくれるのは、幼いころのわたし
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