カカオピッコマがBL専門の電子書店をローンチ、サイト1つで検索・購入・レビューを網羅
ピッコマを手がけるカカオピッコマが、11月5日にBL専門の電子書店・ルルミルをローンチする。本記事では、去る10月27日に都内で行われたルルミルローンチ直前体験会の様子をレポート。ルルミルの機能や、実際のアプリの画面などを紹介する。
複数サイトを回遊することなく、検索・購入・レビューが1つのサイトで完結
“BL純度100%の電子書店”を掲げるルルミル。ピッコマ内でもBLジャンルの推移が好調であり、またBL市場にはまだまだ大きな伸びしろがあると感じていたカカオピッコマが、読者にとって理想の作品やカップルに出会うための場を創出するために進められてきたプロジェクトとなる。
ローンチのもう1つの大きな理由として、BL読者の行動をシームレスにしたい、という思いもあったと、常務執行役員の熊澤森郎氏は話す。カカオピッコマは2025年初めより、BL読者を対象とした定量・定性調査や、コアなBL読者へのインタビューを継続して実施してきた。その中でBL読者が理想の作品と出会うまでには、まず自分の好みの作品かどうかを調べ、また別のサイトでそれらの情報を収集し、比較しながら購入を検討するという、長いプロセスを踏んでいることが明らかになった。調べる、知る、買う、そしてその感想を共有するという、それぞれの行動で別々のサービスを行き来していたストレスをなくし、1つのサイトで完結する仕組みを作ろうと動き出したのだ。
作品の雰囲気や攻め・受けの属性を細かく指定可能、レビュー投稿機能も
ルルミルの取り扱い対象はマンガ、SMARTOON、ノベルの3つ。一部SMARTOONを除いて話売りは行わず、単行本や分冊版のみの販売となる。そのほか、大きく4つの特徴があり、その1つ目は「作品タグ検索」。作品の具体的な設定や物語の雰囲気、プレイの傾向などを選択できるほか、避けたいタグを選ぶことで検索画面にヒットさせない仕組みも備えられている。
2つ目は「攻め×受け検索」。攻め、受けのそれぞれのキャラクターの属性を指定して検索することが可能で、年代・職業などのプロフィールや外見、性格のほか、オメガバースに特有な「α」「β」「Ω」やDom/Subユニバースに特徴的な「Sub」「Dom」なども指定できる。
3つ目は「レビュー機能」。これまでピッコマには実装されていなかった機能になるが、ルルミルでは読者が作品の感想や作家への応援メッセージを書き込める場が設けられた。熱量のある読者のリアルな言葉によって、ほかの読者が作品に出会うきっかけを提供。過度な酷評や誹謗中傷はただちに削除する体制で運営されることも明かされた。最後はトップページでのニュース表示。「今週の注目作家」や人気作などの特集が展開され、読者にまだ見ぬ作家や作品との出会いの場をもたらす。なお、ピッコマとルルミルの間でユーザーIDの連携は行われない。購入方法もコインではなく、クレジットカードなどの直接購入が主となる。その他さまざまな施策も展開予定であることが明かされた。
