「魚豊十周年展 UO10.」約150点におよぶ原画を展示 本人リクエストのグッズ販売

「魚豊十周年展 UO10.」新ビジュアル

魚豊のデビュー10周年を記念した初の展覧会「魚豊十周年展 UO10.(うおとてん)」の新ビジュアルと展示内容の詳細、グッズ情報、チケット情報が公開された。

12月19日から2027年2月23日まで東京・YURAKUCHO MUSEUMで開催される「魚豊十周年展 UO10.」。会場内に出現する魚豊本人の作業部屋では、本人が実際に新連載の創作活動を行う場合があり、新連載の制作に立ち会える。会期中に生まれた作品は会場内に順次展示され、会場が日々変化していくさまを楽しめる。

また展示エリアは、初期の読切作品からスタート。「ひゃくえむ。」の100mトラックや「チ。 ―地球の運動について―」の星空、「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」のロジックツリーなど、各作品のモチーフを用いた空間演出の中で約150点におよぶ原画や構想経緯、ネーム、設定資料やメモなどが展示される。

販売されるグッズは、魚豊本人が企画・監修。ANREALAGE(アンリアレイジ)、JOHNDOE(ジョンドー)、HATRA(ハトラ)のブランドストーリーやコンセプトに作品の世界観を掛け合わせたオリジナルアイテムや、独自の視点を持つアーティストユニット・magmaとのコラボアイテムなどが展開される。この発表に合わせ、各ブランドからはコメントが到着。なおグッズの詳細は、後日、展覧会の公式サイトおよび公式SNSで紹介していく予定だ。

チケットはすべて日時指定制で、10月17日10時にイープラスで販売開始。通常券に加え、オリジナルグッズ「UO10.ロゴラバーキーホルダー」がセットになった数量限定チケットも用意された。なお、“魚豊の創作現場への立ち会い”については、「漫画制作という仕事の平凡で偶然な遭遇」という意図から、本人が会場にいるタイミングは非公開としている。また、魚豊が在室している際の作業部屋への入場には別途税込500円が必要となり、入場料は会場で支払う。

ANREALAGEコメント

夜空は止まって見えるか。
星は点なのか、線なのか。
動いているのは空か。
それとも私たちの立つ地球か。
「チ。 ―地球の運動について―」の人々が命をかけて見上げた夜空を、
服にしたいと思いました。
ひとすじの信念があれば、
それが光となり、世界の見え方は反転する。
アンリアレイジ/森永邦彦

JOHNDOEコメント

魚豊氏から「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」の制作背景を伺う中で、「情報社会への問い」と「自らを名乗らない美学」に共通項を感じた。情報が実体より先に価値や正しさを形成する時代に、「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」は“信じること”そのものを問い、JOHNDOE はあえて情報と輪郭を限定する。名声や既成の評価から切り離し、残された実体から価値を判断する。表現は異なれど、情報との距離を問い、匿名性や不可視性を価値へ転換する思想が両者には共通している。

HATRAコメント

服を作るなかで、ひとつの疑問を追いかけるうちに、思いがけない場所に辿り着くことがあります。HATRAの制作もその連続でしかありません。魚豊さんの作品に共通して描かれる探究心にも、そうしたエネルギーを感じます。知りたいという気持ちが、その人のものの見方や生き方まで変えてしまう。服作りもそうあれたらと、背中を押してもらえるように感じています。
長見佳祐(HATRA デザイナー)

magmaコメント

魚豊先生の漫画を読み、キャラクターから放たれる狂気や、一つひとつの言葉に込められた厚み、圧倒的な熱量に強く引き込まれました。「真理」「信念」「知ること・信じること」といった目に見えない抽象的なものを形にすることは、とても難しい挑戦だと感じています。だからこそ、構成する物の情報量と、ものづくりに込める熱量を積み重ね、魚豊先生の作品から受け取ったものを、自分なりの形として表現したいと思います。
杉山純(magma)

魚豊先生が描く「ひゃくえむ。」「チ。 ―地球の運動について―」「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」の世界を、グッズや什器、作品というリアルな物体に落とし込めることをとても楽しみにしています。魚豊先生それぞれの作品の魅力を大切にしながら、僕たちなりの解釈とmagmaらしい素材感や遊び心を加え、魚豊先生の世界に少しクセのあるスパイスを加えた表現を楽しんでいただけたら嬉しいです。
宮澤謙一(magma)

「魚豊十周年展 UO10.」

期間:2026年12月19日(土)~2027年2月23日(火・祝) ※21月1日(金・祝)は休館予定
時間:10:00~20:00(金・土・日・祝は21:00まで)
会場:東京都 YURAKUCHO MUSEUM
料金:通常券一般・大学生2500円、高校生1800円、小中学生1300円、数量限定オリジナルグッズセット券3700円 ※作業部屋への入場には別途500円が必要、事前購入ではなく会場で支払い、なお高校生以下は無料

©魚豊/小学館 ©魚豊/講談社