「薬屋のひとりごと」悠木碧らによる迫真の生アフレコを4000人のファンが聴き入る

「薬屋のひとりごと~夏の園遊会 2026~」の登壇者。左から大原ゆい子、種﨑敦美、久野美咲、瀬戸麻沙美、悠木碧、大塚剛央、小西克幸、橘龍丸、豊永利行、三宅りむ

TVアニメ「薬屋のひとりごと」のイベント「薬屋のひとりごと~夏の園遊会 2026~」が、昨日8月15日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催され、猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央、高順役の小西克幸、玉葉妃役の種﨑敦美、子翠/楼蘭役の瀬戸麻沙美、小蘭役の久野美咲、馬閃役の橘龍丸、羅半役の豊永利行、挿入歌を担当した大原ゆい子と三宅りむが出演した。

会場の最寄り駅であるみなとみらい駅からパシフィコ横浜へ向かう道すがらには、猫猫を想起させる緑や壬氏を思わせる紫の小物を身につけたファンも多い。会場に近づくほどにその数は増えてゆき、缶バッジなどを取り付けたバッグを抱えるファン、キャラクターのぬいぐるみを手に写真を撮影するファンも散見される。そうしたファン4000人で会場は満員となった。

昼の部の実施前にはサプライズとして、橘と豊永がそれぞれの役になりきり、イベント中の注意事項を説明する場内アナウンスを担当。録音・録画が禁止であることを説明する際に橘が「壬氏様を盗撮したらどうなるか……さすがに貴様らにもわかるだろう?」と観客に投げかける場面もあれば、豊永が茶目っ気たっぷりなトークで観客を笑わせる場面もあった。ちょっとしたコントのように進行した場内アナウンスを終えた2人には、観客席から大きな拍手が送られた。

そうして温められた会場のステージにキャストたちが登壇し、それぞれが演じるキャラクターにちなんだコメントで会場を盛り上げると、観客は大きな拍手を返していく。最後に猫猫役の悠木が壇上に上がり、昼の部の開幕を告げた。

イベント最初の企画は、TVアニメ「薬屋のひとりごと」第1期をまとめた約20分のダイジェスト映像に合わせて、登壇者たちがリアルタイムで声を当てていく生アフレコ。猫猫と小蘭が雑談する日常の一コマや、壬氏が簪を猫猫に贈る際のやり取り、命の危機が迫る壬氏を助けるため猫猫が必死に走るシーンが次々とモニターに映し出され、それに合わせてキャストたちが声を吹き込んでいく。目の前で展開されるコミカルな会話に観客は笑顔になり、緊迫感のあるやり取りには息を呑む。また、大原による挿入歌「想風」のパフォーマンスには目を閉じて耳をすませる観客も見受けられた。

続く企画は、このイベントのために書き下ろされたエピソード「薬屋のひとりごと School Diaries」の朗読劇。昨年4月1日にエイプリルフール施策として公開された映像「薬屋のひとりごと ~School ♡ Diaries~」の世界観をもとにしており、猫猫たちが通う学園が舞台だ。猫猫、小蘭、子翠、壬氏、玉葉、馬閃は学園の生徒、高順は教師、羅半は教育実習生として登場。昼の部では子翠と小蘭を軸に学園の七不思議を解決していくストーリー、夜の部では壬氏や玉葉がラジオ番組を放送するというストーリーが展開された。この朗読劇で特徴的だったのが、小蘭と羅半など、本編ではあまり絡みのないキャラクター同士の会話が豊富だったこと。本編と世界観がまったく異なるエピソードならではの会話劇が盛りだくさんだった。

朗読劇の後には、TVアニメ「薬屋のひとりごと」第2期の約20分のダイジェスト映像に合わせた生アフレコを実施。猫猫と子翠の出会い、壬氏から渡された牛黄(ごおう)を見て有頂天になる猫猫、後宮から拉致された猫猫と子翠のシーン、さまざまなものから解き放たれた子翠の姿などにリアルタイムで声が当てられていく。三宅りむによる挿入歌「いのちの灯火」が華を添え、そしてすべてのアフレコが終わると同時に会場中から拍手が沸き起こった。

イベントの終盤には第3期の最新情報が明らかに。最新PV、キービジュアル、放送情報、オープニングテーマおよびキャスト情報などが一挙に公開された。第3期のキーパーソン・白娘々(パイニャンニャン)役は上田麗奈が担当。オープニングテーマはヨルシカの「雲を抜け風下へ私だけ」に決定した。第3期は、日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて、10月2日より放送される。また「劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝」の新情報も。原作小説のイラストを手がけるしのとうこがデザインした劇場版オリジナルキャラクター・沐清、若晴、銀山などがお披露目された。

イベントの最後には登壇したキャストからファンへの挨拶が行われ、大塚は「『薬屋のひとりごと』単独のイベントは今回が初めてということで、濃密な時間を皆さんと過ごせることの幸せを噛み締めています」と笑顔に。「第3期、劇場版と今後まだまだ続きます。もっともっと多くの方にこの作品を楽しんでいただきたいと思います。皆さんの応援が何よりの力になりますので、引き続き応援いただけたらうれしいです」と呼びかけた。

悠木は「イベントの台本を見たときに、私はずっと喋っているので『やばい』と怯えました(笑)」と告白。「でもやってみるとあっという間で。皆と一緒に楽しく、そして猫猫に後押しされて、どんどん作品にのめりこみ、薬屋をもっと好きになった時間になりました。こんな空気で私たちがアフレコしているんだよと伝えられて、楽しんでいただけたんじゃないかなと。この先も熱い応援をよろしくお願いします! 本日はありがとうございました」と語り、イベントを締めくくった。

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会