「ゾンビランドサガ」フランシュシュの旅は続く!横浜が“サガ”になった2日間

「ゾンビランドサガ LIVE~フランシュシュゆめぎんがフェスティバル~」の様子(写真はすべて4月4日公演のもの)

アニメ「ゾンビランドサガ」シリーズのライブイベント「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ ゆめぎんがフェスティバル~」が、4月4日・5日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。ライブには作中のアイドルグループ・フランシュシュのメンバーを演じる源さくら役の本渡楓、二階堂サキ役の田野アサミ、水野愛役の種田梨沙、紺野純子役の河瀬茉希、ゆうぎり役の衣川里佳、星川リリィ役の田中美海が出演。本記事では4月5日公演の模様をレポートする。

約5年ぶりのライブ、初披露曲も続々

2018年にTVアニメ第1期、2021年に第2期が放送され、2025年に劇場版が公開された「ゾンビランドサガ」。“ゾンビィ”として復活した少女たちが佐賀を救うため、ご当地アイドル・フランシュシュとして活躍するオリジナルアニメだ。フランシュシュのキャストによる単独ライブは2021年以来約5年ぶりとあって、この日を待ち望んだファンで会場は満員となった。

ライブは作中でおなじみのダイジェスト「これまでのゾンビランドサガ」になぞらえた、「これまでのゾンビランドサガLIVE」の映像から幕開け。「劇場版 ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス」公開までの道のりや、公開後の舞台挨拶、昨日のライブの振り返りまでがさくらのナレーションとともに届けられる。そして劇場版を再現するように、大きな月を背景に中央に旗をはためかせ、凛々しく立ったフランシュシュが歌い始めたのは「悠久ネバーダイ」。力強い歌声を響かせながら花道を歩く6人に、観客も大きな声援を送った。続けて劇場版の楽曲「またたく宇宙(ソラ)に憧れて」を、今度は柔らかな笑顔で歌い上げ、会場は冒頭からクライマックスのような盛り上がりを見せた。その声援の大きさにはキャスト陣も感激した様子で、集まったファンへ感謝を述べる。そして本渡が「全力でここを佐賀県にしていってください!」と呼びかけ、劇場版から表情豊かでコミカルな楽曲「冒険ズンドコドン!」を畳みかけた。

ここで本日出演が叶わなかった、フランシュシュのメンバー・山田たえ役の三石琴乃からのビデオメッセージが流れる。劇場版の感想やメンバーへの激励の言葉を述べた後、三石が「5年前のライブにちょこっとだけ参加したんですが、そのときは発声ができなかったので」と切り出すと、たえによるコール&レスポンスの映像へ。フランシュシュを呼ぶ声が高まったところで再び登場した6人は、トロッコに乗り込み「We are FranChouChou!」を披露。メンバー同士で互いを紹介し合う自己紹介ソングで、個性豊かな“ゾンビィアイドル”の魅力を各々存分にアピールした。さらに佐賀県唐津市とのコラボ曲「すきっちゃん!からチュッ」、振り付けにメンバーのアイデアも多数盛り込んだという「七福大祭典」と、今回のライブが初披露となる楽曲を次々とパフォーマンスしていった。

オペレーション・フランシュシュ、開始!

ライブ後半ではTVアニメの楽曲も披露。さくらが轢かれてしまう第1期・第1話の印象的なシーンに始まり、これまでの物語を振り返る映像が流れたのち、第2期・第4話での純子と愛のシーンにフォーカスが当たる。すると純子役の河瀬が作中さながら、エレキギターを手にして登場。「激昂サバイブ」、そして「目覚めRETURNER(Electric Returner Type “R”)」と第4話の楽曲を続け、当時の感動をよみがえらせた。続いて第9話のゆうぎりのエピソードから「佐賀事変」へとつなぎ、ゆうぎり役の衣川は、彼女が背負った佐賀への思いを妖艶な歌声に込めて表現。「追い風トラベラーズ」では再びトロッコに乗り込み、ファンの近くで前向きな楽曲のメッセージを届けていった。

ライブもクライマックスに差し掛かり、劇場版から「オペレーション・フランシュシュ、開始!」のシーンが流れると、6人は新しい衣装をまとってステージへ。「今日が歴史に残るなら」「REVENGE」と、フランシュシュらしい不屈の精神を感じさせる力強い2曲を、渾身のパフォーマンスで見せつける。本編最後の楽曲は「今を未来をありがとう」。スクリーンにはこれまでのフランシュシュの名場面が映し出され、1人ひとりが思いのこもった熱い歌声を響かせる。お互いに笑顔を交わしながら歌う様子は、キャスト同士の培った絆も感じさせた。そしてさくら役の本渡が「ずっと ありがとう」というフレーズを穏やかな微笑みでファンへと届け、本編の幕を下ろした。

がむしゃらにやるってカッコいい

アンコールの声に応えて会場が暗転すると、スクリーンにはフランシュシュがSAGAアリーナを訪れる作中のシーンが流れ出す。そして再び登場した6人は、フランシュシュの代表曲、第1期オープニングテーマ「徒花ネクロマンシー」を披露。さらに「緊急告知」を告げる映像が流れ、「ゾンビランドサガ」史上最大となる“佐賀県凱旋イベント”「ゾンビランドサガ2027 in SAGAアリーナ(仮)」が、2027年4月24日、25日の2日間にわたり佐賀・SAGAアリーナで開催されることが発表されると、会場は大きな歓声に包まれた。

最後の曲を前に、メンバーは1人ずつ、ライブを支えてくれたスタッフやファンへの感謝の思いを述べる。田中は「ここにいるみんなが『ゾンビランドサガ』を大好きで会いに来てくれて、胸がいっぱいです!」と笑顔で会場を見渡し、衣川は裏側でのスタッフの気配りを紹介し、「本当にこの作品は愛されてるんだなと、改めて感じることができました」と涙ぐむ。河瀬は「ゾンビランドサガ」立ち上げ時代のマネージャーが昨日チケットを取って来場していたと明かし、「あの頃一緒に手をつないで歩いてくれたマネージャーさんと『ゾンビランドサガ』があったから、私は今声優を続けられているなと思っています」と思いを語り、種田は「このキャストじゃなかったらこのチームワークにはならなかったんじゃないか、キャストだけじゃなく、皆さま全員のおかげで最高のステージになりました!」と感謝を伝えた。

田野は「がむしゃらにやることってすごく大事だし、カッコいいなと思ってて」「応援してもらえているのが当たり前だと思っちゃいけないなって、必ずみんなが来てよかったなと思えるよう、がむしゃらにやることをテーマにしていました」と話す。そして「皆さんもがむしゃらにやることをカッコ悪いと思わず、チャレンジしたり何かに打ち込んだりして、SAGAアリーナで会えたときに、私たちに『ここまでやってきたんだよ!』という気持ちを、ぶつけてくれますか!」と力強く呼びかけた。それぞれの挨拶を受けて、本渡は「ライブをさせていただくたびに、メンバーの才能、努力、センス、魅力、すごくまぶしくて。負けたくない、負けちゃいけないと思って、私なりにできることをいっぱいやってきたなということを思い出していました」と述懐する。そしてSAGAアリーナでのライブに向けて、「私たちの魅力も実力も体力も、パワーアップしてみせるぞって気持ちでいっぱいです」と意気込んだ。

ライブの最後を飾ったのは、この日2回目の「またたく宇宙に憧れて」。これからも進み続けるフランシュシュの未来を歌った楽曲をファンとともに歌い上げながら、メンバーは互いに涙ぐみ抱擁を交わした。「みんなの歌声、聞こえました!ありがとう!」と改めて感謝を伝えると、最後は「ここが私たちの!」「サガだー!」という恒例のコール&レスポンスを大合唱。「SAGAアリーナで会おうねー!」とファンとの再会を誓い、とびきりの笑顔でライブを締めくくった。

「ゾンビランドサガ LIVE~フランシュシュゆめぎんがフェスティバル~」の模様は4月19日23時59分までアーカイブ配信を実施中。また9月30日にはBlu-rayが発売される。

「ゾンビランドサガ LIVE~フランシュシュゆめぎんがフェスティバル~」2026年4月5日(日)セットリスト

  1. 悠久ネバーダイ
  2. またたく宇宙(ソラ)に憧れて
  3. 冒険ズンドコドン!
  4. We are FranChouChou!
  5. すきっちゃん!からチュッ
  6. 七福大祭典
  7. 激昂サバイブ
  8. 目覚めRETURNER (Electric Returner Type “R”)
  9. 佐賀事変
  10. 追い風トラベラーズ
  11. 今日が歴史に残るなら
  12. REVENGE
  13. 今を未来をありがとう
  14. 徒花ネクロマンシー
  15. またたく宇宙(ソラ)に憧れて

(c)劇場版ゾンビランドサガ製作委員会