「キルアオ」三瓶由布子に褒められ照れる和泉風花、梅田修一朗は中学時代振り返る

「ジャンプフェスタ2026」の「キルアオ」ステージイベントの様子 (c) SHUEISHA Inc. All rights reserved.

藤巻忠俊原作によるTVアニメ「キルアオ」のステージイベントが、本日12月21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2026」で行われ、大狼十三役の三瓶由布子、大人の大狼十三役の武内駿輔、蜜岡ノレン役の和泉風花、猫田コタツ役の梅田修一朗、天童天馬役の大塚剛央が登壇した。

学校のチャイム音が響き、“日直”を務める武内がステージへ登壇。「起立、礼、はい着席!」と観客に向けて号令をかけ、「『キルアオ』の新情報をお送りする時間になります! テストに出るので、ちゃんと聞いてくださいね!」と会場の空気を温める。改めて作品やキャラクターの説明がされると、最新のメインPVがスクリーンに映し出される。十三をはじめとする主要キャラクター6人とそのキャスト陣が明らかになると会場からは盛大な拍手が送られた。武内は「これは裏話なのですが、すごく丁寧にキャスティングされたと伺いました。かなり期待ができる作品となっています」とコメント。ここで三瓶、和泉、梅田、大塚がサプライズで登場した。

ジャンプフェスタ初参加という和泉は、自身が演じるキャラクターについて聞かれ「ノレンは、中学生とは思えないほど芯があってしっかりしている一方で、怖がりだったりリアクションも素直だったりする子です。私も思いのままに演じていればいいかなと、皆様に寄りかかるような気持ちです」と緊張を交えて述べる。三瓶は「PVの収録のときが初めましてだったのですが、かわいくないですか? うちのノレン」と和泉を自慢げに褒め、和泉もそのやり取りに照れた様子を見せた。

三瓶はPVを観て、「シリアスになったりコメディになったり、キャラによって色が変わる。ちょっと、39歳についていけない!(笑)」と述べる。武内は「キャラクターたちの表情が素敵。先生の世界観が色使いによって表現されています。個人的に、学園ものに出演するのが久しぶりなので楽しみです」と映像の仕上がりに太鼓判を押し、本作への期待を口にした。気になるキャラクターについて、大塚は「学園ものならでは、ほかのクラスメイトの子や部活動の子たちも気になりますよね」とコメント。和泉は「キャラが個性豊かで、誰か1人を絶対好きになってしまう描写がある」と魅力を説いた。

作品のテーマに沿って、中学時代の思い出を振り返ったキャスト陣。梅田は「机の上に好きなキャラクターの絵を描いていたら、陽気なクラスメイトが『それ誰?』と声をかけてくれてうれしかった記憶があるんですが……」と語り始めるが、「僕のオタクトークで終わっちゃいますよ!」と慌てた様子を見せる。大塚は「サッカーかゲームしかしていなかったです。勉強なんて(笑)」と笑顔で回答。中学時代から声優の仕事を始めていたという三瓶は「そのときに演じたキャラが当時の自分と同じ14歳だったんです。それが何周も経て今、また自分が演じるキャラクターと同い年になりました!」と手を掲げ、観客たちにアピールした。

イベントが盛り上がりを見せる中、藤巻からジャンプフェスタ来場者に向けた直筆コメントが到着。三瓶が代読すると武内が「先生、ずっとお菓子の話してるな!」と軽快にツッコみ、観客からは笑い声が上がった。コメント全文はこちら。最後は放送を心待ちにするファンに向けてキャスト陣がメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。

(c)藤巻忠俊/集英社・「キルアオ」製作委員会