ぬいぐるみを巡るヒューマンドラマ、圷見南子「ぷくちょらりファミリア」上下巻

「ぷくちょらりファミリア」上巻

圷見南子「ぷくちょらりファミリア」の単行本上下巻が、本日12月12日に2冊同時刊行された。

「ぷくちょらりファミリア」はぬいぐるみをテーマにしたオムニバス。第1話「母への大切な気持ち」では、中学校入学を控えたあきらが、長期入院することになった母に、ぬいぐるみのぷくちゃんを預けることに。すると、いつも一緒に寝ていたぷくちゃんがいなくなったあきらは、変な夢を見るようになる。ぷくちゃんが悪夢を食べてくれていたんだと考えたあきらは、「ぷくちゃん ママの病気もパクパクーって食べちゃってね…」と願うが……。上下巻には全12話と、第1話の執筆のきっかけになったというエッセイ「テツというぬいぐるみについて」が収録されている。