初恋の人は本当に自殺だったのか?15年前の真相を追う青春ミステリー上巻
「きまじめ姫と文房具王子」の藤原嗚呼子による「映画は予告編の後に始まる」上巻が、本日9月30日に発売された。
かつて、京都の高校で映画部に所属していた奏多。15年前に埋めたタイムカプセルの開封式が母校で行われることを知った奏多は、東京から京都へと向かう。それは高校3年で自ら命を落とした初恋の女性・春田茜の死と向き合うためでもあった。タイムカプセルの開封式で映画撮影時の仲間と再会すると、当時茜がタイムカプセルに入れたホームビデオのテープが見つかる。みんなで鑑賞するため再生すると、そのテープには映画の制作風景とともに、ある衝撃的な音声が残されていた。茜の死は本当に自殺によるものだったのか。15年前の真相を追う青春ミステリーだ。
