「海がきこえる」ビジュアルブック、監督が自ら選ぶベスト30カットなど収録

「海がきこえる THE VISUAL COLLECTION」

スタジオジブリの長編アニメ「海がきこえる」のビジュアルブックが、10月25日にトゥーヴァージンズから発売される。

氷室冴子の小説をもとに、スタジオジブリが1993年にTVスペシャル用として制作した「海がきこえる」。ビジュアルブックにはカラーイラストやキャラクター設定画、美術設定画に加え、望月智充監督が選んだベスト30カットからなる“フィルムストーリー”が収められる。また月刊アニメージュ(徳間書店)での原作連載時、近藤勝也が描き下ろした140点にもおよぶ挿絵を未使用分も含めすべて掲載。近藤が所蔵するスケッチブックから、原作連載前に描かれたキャラクター素案などの資料も初収録される。

巻末ギャラリーには当時のポスターやチラシなどの宣材類、歴代商品のカバーやジャケット、グッズ類などの絵柄を一挙掲載。望月監督、作画監督の近藤勝也、プロデューサーの高橋望への新規インタビューも収められる。なおビジュアルブックの刊行を記念し、今秋に東京のBunkamuraル・シネマ渋谷宮下では「海がきこえる」の特別上映が行われる予定だ。

(c)1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N