ブルーロック、バババ、小市民キャストが一堂に 浪川大輔と吸血鬼の共通点は

「テレビ朝日アニメラインナップ発表会」より。左から若山晃久、海渡翼、浦和希、浪川大輔、小林裕介、羊宮妃那。

テレビ朝日のアニメ情報を発表する「テレビ朝日アニメラインナップ発表会」が、本日6月24日にtv asahi animation YouTubeチャンネルで生配信された。

まず「ブルーロック」第2期のパートでは、ゲストとして潔世一役の浦和希と蜂楽廻役の海渡翼が登場。オリヴァ・愛空役を日野聡、閃堂秋人役を若山晃久が演じることが発表され、新キャストの若山もゲストに加わる。若山は「僕なんかが出て大丈夫なのかなって気持ちもあるんですが、出たかった作品なので精一杯がんばります」と緊張気味に挨拶。また「実は僕、第1期のときに別のキャラクターのオーディションを受けてまして。そのときは結果振るわずだったのですが、今回こういった形で出させていただくことになったので、(この作品に対する)思いは相当強いです」と意気込みを見せる。

若山の参加はまだだが、アフレコはすでに始まっているそう。浦は「もう(キャスト同士で)ぶつかり合ってますね。ぶつかり稽古のように体当たりです」と現場の様子を語り、「1期のときは僕も海渡くんもまだまだで、とにかくその場でやることに常に必死だったんですが、2期になって新しいキャラクター、新しい風が舞い込んできて、また1期とは違った形が見えてきた。僕自身も新しいことに気づかされているので、これから若山さんと一緒にやれるのが本当に楽しみ」と期待する。

また同作が、テレビ朝日の新アニメ枠「IMAnimation」で10月5日より毎週土曜23時30分に放送されることも発表された。「IMAnimation」には「今(イマ)”見たい!・今(イマ)見るべき」「イマジネーション豊かな”作品」をコンセプトに、旬なアニメ作品を多くの人に楽しんでほしいという思いが込められているという。浦は「早い! 前回はもうちょっと遅い時間でしたもんね」と言い、全員で床にプリントされた「IMAnimation」のロゴを新鮮そうに眺めた。

次の「ババンババンバンバンパイア」のパートでは、放送開始時期が2025年1月であると明らかに。また森蘭丸を浪川大輔、立野李仁を小林裕介が演じることが解禁され、ゲストとして2人がステージに上がる。老舗銭湯・こいの湯で働く熟練吸血鬼と、純真無垢な童貞の少年を描くBL(ブラッディ・ラブコメ)という設定の同作について、小林は「ヴァンパイアという種族を題材にここまでやってしまうとは」とコメント。浪川が「今日は『ブルーロック』ファンを奪いにきました」と吸血鬼役らしく好戦的に発言すると、小林が「ファンにならない人は血を吸われますから気をつけてください」とジョークを飛ばす。

本格的なアフレコはこれからとのことで、小林は「蘭丸が面白すぎて。助走なしで急にとんでもないギャグが飛び出してくると思うので、それが楽しみでしょうがない」と期待いっぱいの表情。それを受け、浪川は「プレッシャーです。でも確かに原作が面白いので、真剣に面白く演じられるようにがんばりたいと思います」と応じる。小林演じる李仁については、まっすぐすぎるところが逆に面白いキャラクターと紹介された。

トーク中には、2人が肩にかけているタオルの話題にも。蘭丸が老舗銭湯・こいの湯で働いていることから、この日のためにこいの湯のオリジナルタオルが制作された。こいの湯の文字は、原作者・奥嶋ひろまさの書き下ろし。ロゴも原作には登場しないが、アニメ化にあたり奥嶋が用意したという。浪川はアニメの放送情報が書かれた反対側もしっかりアピール。このタオルはtv asahi animationのX(旧Twitter)アカウントでプレゼントキャンペーンが行われることも発表された。

続いては、深夜のアニメ放送枠「NUMAnimation」で今後放送される作品ラインナップを紹介。7月6日から「小市民シリーズ」、10月から「君は冥土様。」、2025年1月から「メダリスト」が放送されると改めて告知される。ここで「小市民シリーズ」から、小佐内ゆき役の羊宮妃那がステージ上に。登場前に流れたPVについて、「雲とか、スイーツもよく出てくるんですが、光や影、色がとってもきれいです」と述べる。「ミステリはもちろんですが、タイトルにある通り、“小市民”を目指すというのも1つの魅力かなと思います」と見どころも紹介した。

この後は、今ハマっていることをそれぞれフリップで紹介する一幕も。質問コーナーでは、自分と演じるキャラクターの似ているところを話していく。浦は「潔は最初、何もかも人に譲ってしまう優しい子だったんです。僕もわりと譲ってしまうところがあるので似てるかなと思ってたんですが、潔がブルーロックに影響されてどんどん譲れなくなってくるんです。最近は自分も譲らなくなってきてしまったので、譲れるものは譲って清く楽しい人間になりたい」と反省する。

海渡は「蜂楽は僕と正反対で、いい意味で子供っぽくて天真爛漫。でも唯一似てるのは、彼はサッカーが大好き、僕も声優のお仕事が大好きっていう、この観点だなと」と百点満点の回答。先ほど、譲れなくなってきたと自身のマイナスアピールをしてしまった浦は「僕のコメントもそれでいいですか?」と言って笑いを誘う。若宮は「めちゃくちゃ打たれ弱いところ。僕はオーディション落ちまくると、わかりやすく落ち込むので」と明かした。

浪川は「まったくないですね。蘭丸は太陽が苦手だけど、僕は太陽出てると浴びにいくタイプ」と言いながらも、サウナ好きという蘭丸と近しいところも。続く小林も「あまりにもピュアすぎるからなあ。僕も今年40になるので、ピュアなものは置いてきちゃいました」と自身では否定するが、浪川から「声とかピッタリだと思いますよ。純粋なまっすぐさというか、余計なこと考えないところ。お芝居に対してもそうだし、まだ(李仁の)声は聞いてないですけどすごく合ってる」と保証される。羊宮は「甘いものが好きなところ。私はチョコレートが一番好きで、今日もリュックに忍ばせてきました」とかわいらしく答えた。