劇場版「ガンバの冒険」のDVD付きコンプリートブック 野沢雅子のインタビューなど掲載
「劇場版 ガンバの冒険 2本立てCOMPLETE DVD BOOK」が、本日5月29日の“世界カワウソの日”に発売された。
出崎統が監督を務め、1975年に放送された「ガンバの冒険」は、斎藤惇夫が1972年に発表した児童文学「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」が原作のTVアニメ。1984年にはTVシリーズを再編集した劇場版「冒険者たち ガンバと7匹のなかま」、1991年には劇場版「ガンバとカワウソの冒険」が劇場公開された。主人公のネズミ・ガンバの声は野沢雅子が担当。ガンバの仲間たち役として、水城蘭子、富山敬、内海賢二、堀絢子らが脇を固めている。ガンバらが戦う凶暴な白イタチを演じるのは大塚周夫。「ガンバとカワウソの冒険」では、大塚の息子・大塚明夫がガンバたちを苦しめる野犬・ブラック役を務めた。
「劇場版 ガンバの冒険 2本立てCOMPLETE DVD BOOK」には、「冒険者たち ガンバと7匹のなかま」と「ガンバとカワウソの冒険」の2本を収録したDVDと、野沢、斎藤のインタビューなどを掲載したブックレットが付属。野沢のインタビューページでは、当時のアフレコの様子やキャスティング秘話、プライベートでも縁が深かったという大塚親子とのエピソードなどが語られている。
また斎藤はインタビューで、アニメ化にあたって制作陣に1つだけ伝えたという願いや、「映画化は難しいと思っていた」という「ガンバとカワウソの冒険」への思い、野沢や出崎監督の印象について言及。さらにブックレットには、劇場版の設定画、アニメ評論家・氷川竜介による深掘りコラムなども収められた。
※出崎統の崎はたつさきが正式表記。
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