「新千歳空港国際アニメーション映画祭」メインビジュアル公開、国際審査員発表
「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」のメインビジュアルおよび、コンペティション部門を審査する国際審査員6人が発表された。
11月3日から6日まで、北海道・新千歳空港ターミナルビルで開催される「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」。国内外の長編・短編アニメ作品のコンペティションや招待作品の上映、多数のトークプログラムが行われる。第9回映画祭のメインビジュアルは、本年映画祭コンペティションGIF部門のゲスト審査員も務める、気鋭のアニメーション作家・山田遼志が担当。同ビジュアルは映画祭公式サイトのほか、9月初旬より新千歳空港館内をはじめ各所で掲出される。
またコンペティション短編・長編部門を審査する国際審査員として、短編部門にはアメリカ・ニューヨークを拠点に活動するビデオアーティスト・Yoshi Sodeoka、長時間露光撮影とコマ撮りを組み合わせた独創的な手法によるアニメーション作品で知られるクリエティブデュオ・TOCHKA、古典的な絵画を題材に「見ること」を問い直す映像作品や写真作品を国内外で発表している現代美術アーティストの小瀬村真美が名を連ねた。また長編・学生部門の審査員は、「海獣の子供」「漁港の肉子ちゃん」などで知られるアニメーション監督の渡辺歩、「スター☆トゥインクルプリキュア」などを手がける東映アニメーション所属プロデューサー・柳川あかり、そしてユーリー・ノルシュテイン、川本喜八郎、岡本忠成らの作品のデジタル修復に関わるWOWOWプラスの山下泰司の3人に決まった。審査は本映画祭会期中に行い、決定したアワード作品は11月6日の授賞式で発表される。
山田遼志コメント
大好きな映画祭のビジュアルを務めさせていただく機会をいただき、とても感謝しております。例年とは一味違った方向でというオーダーをベースに、インパクトある絵に仕上げることができました。空港で行われるこの映画祭が、多くの価値観が入り混じり参加者の思考が変化し続けていく場所であってほしい、というテーマで描いています。映画祭の持つ特異性と、勢いあるダイナミズムが伝われば幸いです。
「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
期間:2022年11月3日(木・祝)~11月6日(月)
会場:新千歳空港ターミナルビル