「メタモルフォーゼの縁側」劇中マンガ、小林千晃&山下誠一郎でボイスコミック化
鶴谷香央理原作による実写映画「メタモルフォーゼの縁側」の公開を記念し、劇中マンガ「君のことだけ見ていたい」のボイスコミック化が決定した。
「メタモルフォーゼの縁側」は、人付き合いが苦手な17歳の女子高生・佐山うららと、75歳にしてBLを知った老婦人・市野井雪が、BLマンガを通じて交流を深めていく友情譚。「君のことだけ見ていたい」は劇中でうららと雪が熱狂するマンガで、作画はじゃのめが手がけた。ボイスコミックでは咲良役を小林千晃、佑真役を山下誠一郎が演じている。
ボイスコミックは7月2日・3日に東京都立産業貿易センター浜松町館で行われるBL情報サイト・ちるちるのイベント「ちるちるフェスティバル2022」で先行公開。7月4日にちるちるの公式Youtubeチャンネルで一般公開される。それに先がけ、ボイスコミックの一部が使用されたWebCMが同チャンネルで公開中だ。
小林千晃(咲良役)コメント
「映画『メタモルフォーゼの縁側』公開記念 ボイスコミック版『君のことだけ見ていたい』」咲良役の小林千晃です。
今回の作品はシーンシーンを切り取った内容ですが、合間が描かれていなくても、咲良も佑真もずーっと気持ちがつながっている物語だったので、僕としても感情移入しやすく、楽しく演じさせていただきました。
咲良という人物は佑真を好きな気持ちをずっとひた隠しにしてきて、でも佑真はそれに気づかず、割と、うーん……雑な絡みというか(苦笑)、恋心がないと思えるような関係性で、そこに対する複雑さや言えないもどかしさがあって……。ダイジェストのシーンなのに「わかる!」もあるし、キュンとさせられるようなシーンもふんだんに入っていてクオリティの高い作品だなと感じました。ドラマCDとかアニメーションとか、もっと長い時間、咲良を演じられたら楽しいし嬉しいだろうなと思い入れができました。
このボイスコミックから「君のことだけ見ていたい」や「メタモルフォーゼの縁側」を知った方もいらっしゃるかもしれませんが、ここから触れていただいても楽しめるような内容になっていますので、興味を持っていただいた方は映画も観ていただきたいですし、咲良と佑真の行く末をもっと細かく観たいよという方はドラマ版を見ていただくのも良いのではないでしょうか。
劇的なことが起こるお話ではないのですが、だからこそ世代や性別問わず感情移入しやすいような作品となっていますので、ドキドキを感じていただけたらなと思います。
山下誠一郎(佑真役)コメント
「映画『メタモルフォーゼの縁側』公開記念 ボイスコミック版『君のことだけ見ていたい』」佑真役を演じさせていただきました、山下誠一郎です。
自分自身、ボーイズラブの作品には馴染みがあるのですが、映画の劇中漫画のボイスコミックという新しい形で関われたことに、新鮮な気持ちで取り組ませていただきました。
収録した部分は「君のことだけ見ていたい」のストーリーの中の一部分の盛り上がるところ、ある種キュンキュンするような、切ない部分を重点的に収録したので、描かれていないその間の流れを想像するのが楽しくもあり、難しい部分でもありました。色々と楽しく実りのある収録をさせていただけてとても嬉しかったです。
この収録をしている段階ではまだ公開前なのですが、映画「メタモルフォーゼの縁側」本編と併せて僕自身も楽しみたいなと思っておりますし、皆様の反響も楽しみにしておりますので、是非是非このボイスコミックもお楽しみいただけたら嬉しいです。