「燃えよ剣」初のコミカライズが単行本化、沙村広明や梅村真也らがお祝いコメント
司馬遼太郎原作、小松エメル脚本による奏ヨシキ「燃えよ剣」の1巻が、本日5月9日に発売された。
司馬による同名小説の初のコミカライズとして、月刊コミックバンチ(新潮社)で連載中の「燃えよ剣」。乱暴者ゆえに“バラガキ”と呼ばれていた百姓の少年・土方歳三は、誰よりも武士に憧れながら、小さな村で何も出来ない自分に焦りや苛立ちを感じていた。ところがある年、多摩で一生を終えるはずだった歳三の運命が大きく変わり……。なお1巻の刊行を記念し、沙村広明、梅村真也らからのコメントも到着した。
沙村広明(マンガ家)コメント
過去に何度となく映画化・ドラマ化・舞台化されてきた「燃えよ剣」が今まで一度も漫画化されてなかったとは驚きです。それはそうと、この漫画の沖田総司、可愛すぎませんか? ちょっとこれはね……見過ごせない大問題ですよ。
橋本エイジ(マンガ家)コメント
新撰組作品に携わる者なら誰もが通る不朽の名作「燃えよ剣」……ボクも大好きです!
全て史実とさえ思われるほどのスタンダード作品のコミカライズはなかなかにプレッシャー(剣圧)があると思いますが、頑張ってください!!
陰ながらいち読者として楽しみにさせていただきますっ!
梅村真也(マンガ原作者)コメント
永遠の新撰組バイブル「燃えよ剣」を漫画化できることに羨望を禁じえません。
細川忠孝(マンガ家)コメント
新選組の鬼の副長と呼ばれた男、土方歳三。その異名とは裏腹に描かれる姿は悲哀や弱さ、そして時代に翻弄されながらも生きた証を残そうとする一人の男の葛藤でした。散り際を知っているからこそ精一杯咲き誇ろうともがく。そんなふうにも見えました。いつの時代も”カッコいい”は男の憧れ。その全てが詰まった作品です!
藤澤経清(「薄桜鬼」総合プロデューサー)コメント
「燃えよ剣」の漫画化おめでとうございます。奏ヨシキ先生、小松エメル先生による本作は、原作の雰囲気をとても大事にしていて素敵です。土方歳三のキャラが魅力的なのに加え、背景や描写、剣戟シーンがとてもいいですね。若き日の土方の青春期と、京に上って後の彼の生き様がどう描かれるのか今後を楽しみにしています。