「ドラえもん」台風のフー子役で東山奈央が出演「約10分の物語とは思えない感動」
藤子・F・不二雄原作によるアニメ「ドラえもん」の4月23日の放送回「台風のフー子」に、フー子役として東山奈央がゲスト出演する。
「台風のフー子」は原作ファンにも人気が高く、2003年に公開された「映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い」の原案にもなったエピソード。しずかに懐いているペットの文鳥を見たのび太が、自分もタマゴから生きものを育てて、かわいがってみたいと言い出すところから物語が始まる。「どんな生きものでもちゃんと世話をする」というのび太の言葉を信じたドラえもんは、何が生まれるかわからない、謎のタマゴをポケットから取り出しのび太に渡す。東山演じるフー子は、そのタマゴから孵化した“台風の子ども”のキャラクター。のび太をいじめるジャイアンたちに仕返しをしたり、ママのお手伝いをしたりと活躍するフー子だったが、成長するにつれ力が大きくなり、のび太にやきもちをやいて、イタズラをしでかすようになっていく。
「ドラえもん」シリーズへの出演が、2017年公開の「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」に続いて2度目となる東山は、今回の出演について「また『ドラえもん』の世界に入ることができるなんて……出演が決まったときには本当にうれしく思いました!」とコメント。またフー子を演じるにあたって心がけたことについては「台本を読んだとき、約10分の物語とは思えないほどの大きな感動がありました。『フー、フー』という言葉だけで、ときには全力で喧嘩して、ときには全力で愛を伝えて、のび太たちと心を通わせていくフー子をいとおしく感じました。収録のときは無心でフー子を感じて演じさせていただきました」と述べた。さらに「アフレコが終わったときにドラえもん役の水田わさびさんが『久しぶりだね! 奈央ちゃんのフー子、とてもよかったよ!』と声をかけてくださって、わああっと光栄な気持ちでいっぱいになりました」とドラえもん役・水田わさびとのアフレコ時のエピソードにも触れながら、「原作ファンの方々に大切にされているお話ということを伺って、大事な役回りを預けていただけたことに改めて感慨深い気持ちになりました」と語っている。
東山奈央(フー子役)コメント
出演が決まったときの心境
『ドラえもん』シリーズは、『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』に登場するマンモス型の生き物パオパオで出演させていただいて以来になります。また『ドラえもん』の世界に入ることができるなんて……出演が決まったときには本当にうれしく思いました!
以前の映画のアフレコのときに、ゲストキャラクターの私にもメインキャストの皆さんがあたたかく接してくださったことがとても心に残っていて、またあの素敵な空間にお邪魔させていただけるんだと思うと、ダブルの意味で嬉しかったです。
フー子役を演じるにあたって心がけたこと
台本を読んだとき、約10分の物語とは思えないほどの大きな感動がありました。
「フー、フー」という言葉だけで、ときには全力で喧嘩して、ときには全力で愛を伝えて、のび太たちと心を通わせていくフー子をいとおしく感じました。収録のときは無心でフー子を感じて演じさせていただきました。充実した楽しいアフレコだったと記憶しています。
収録の感想
アフレコが終わったときにドラえもん役の水田わさびさんが「久しぶりだね!奈央ちゃんのフー子、とてもよかったよ!」と声をかけてくださって、わああっと光栄な気持ちでいっぱいになりました。原作ファンの方々に大切にされているお話ということを伺って、大事な役回りを預けていただけたことに改めて感慨深い気持ちになりました。今回のフー子像も多くの皆さまに愛していただけたらうれしく思います。
ドラえもんはどのような存在?
私が子どもの頃、ドラえもんは平日の夜にやっていました。学校が終わって、そのまま塾に行って、くたくたになって家に帰ってきて、家族でご飯を食べながらドラえもんを見る時間は、1週間のなかでいちばんの楽しみでした。物心がついたときには側にいたドラえもんたちは、私にとって旧い友人のようです。いちばん好きなひみつ道具は“どこでもドア”、いちばんほしいひみつ道具は“とりよせバッグ”です(笑)。
視聴者へのメッセージ
今回のお話が、切なくもあたたかい気持ちになれるような、皆さんにとっても思い出深いものになることを願っています。素敵な物語に関わらせていただき、ありがとうございました! どうぞお楽しみください!