「シンカリオンZ」津田美波がシンへの“ひと目惚れ”明かす「演じられてよかったです」

「超進化研究所がおくる!シンカリオンZ感謝祭」の様子。左からМCを務めた片渕茜アナウンサー、鷄冠井美智子、福山潤、津田美波、鬼頭明里、寺崎裕香、蒼井翔太、池添隆博監督。

TVアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」初のファンイベント「超進化研究所がおくる!シンカリオンZ感謝祭」が、昨日2月19日にオンライン上で開催。新多シン役の津田美波、碓氷アブト役の鬼頭明里、スマット役の福山潤、大曲ハナビ役の寺崎裕香、戸隠タイジュ役の鷄冠井美智子、嵐山ギンガ役の蒼井翔太、池添隆博監督が参加した。

最初のコーナー「回答!! おしえてシンカリオンZ!」では、事前にファンから募集した「シンカリオンZ」にまつわるさまざまな質問に、キャストと監督が回答した。「演じているキャラクター以外で演じてみたいキャラクターは?」の質問には、鬼頭と鷄冠井は大曲ハナビと回答。その理由について鬼頭が「ハナビの英語のアドリブはいつも『カッコいい』と思っていたので、言ってみたいんです」と話すと、ハナビ役の寺崎はアドリブに入れる英語を検索して調べたり、どこにアドリブを入れるかを考えたりという、アドリブにまつわるエピソードを紹介する。アニメで自身が演じるシンを選んだ津田が「正直に言いますと、オーディションを受けたときから私はシンくんにひと目惚れに近くて……(笑)。シンが演じられてよかったです」と理由を述べると、ほかのキャスト陣は「運命だ!」とコメントした。

「アブトが覚醒したときに髪の毛の色が変わったり、長さが伸びたりする理由は?」という質問について、池添監督は「ぶっちゃけ雰囲気です……(笑)」と正直に回答。池添監督が続けて「真面目に答えるなら、黒髪化に加え、荒んだ感じや荒ぶれた悪っぽい感じを出したくて、シルエットでその表情が表現できるように、髪の長さも変えてもらったんです」と、初公開されたキャラクターデザインのラフスケッチともに説明すると、キャスト陣はうなずきながら話に聞き入っていた。

「印象に残ったエピソード」という質問では、津田がシンと前シリーズの主人公・速杉ハヤトが出会った第33話を選択。シンとハヤトとのやりとりでさまざまなことを考えさせられたという津田に、池添監督は、実はシンとハヤトが共闘をするはずだったが、シンにいろいろなことを考えてほしかったために、シンが1人で戦う話にしたと制作の裏側が明かす。また先日のバレンタインデーにちなみ、各キャストが担当キャラクターに贈りたいチョコレートも発表され、「ぬか漬けチョコ」「二次元コードチョコフォンデュ」といった謎のチョコレートが登場し、キャストたちが盛り上がる場面も見られた。

続く「みんなで観よう!! シンカリオンZ」コーナーでは、キャストと監督がアニメ本編を観ながら副音声を当てるという生オーディオコメンタリーを実施。シンとアブトの戦いに決着がつき、アブトがシンたちのもとに帰ってきた第36話「決着、シンとアブト」が上映され、シンとアブトの決闘感を高めるために戦いの舞台を闘技場のようなデザインにしたことや、アフレコの収録順を工夫することでキャスト陣の集中力を高めていったなどの制作エピソードのほか、「叫ぶシーンが多くて腹筋が割れそうになった」という収録時の感想も明かされた。

「超新作!! オリジナルエピソード生朗読」コーナーでは、アニメ本編では描かれることのなかったサイドストーリーをキャストたちが演じていく。最初のストーリーは第37話「超進化!ダークシンカリオン」で描かれたアブトがやり残していた自由研究がテーマに。第14話に登場した「鉄道実力テスト」の幻の一問が明かされたほか、アブトから「ボーッと生きてんじゃねーよっ!!」というセリフも飛び出した。2番目のストーリーでは引き続き自由研究のテーマに悩むアブトに対し、ほかの運転士たちがさまざまなテーマを提案していく。寺崎の歌う「チェンジ!シンカリオン」や蒼井による「未来Cool☆Express」などのキャラクターソングが初めて生披露された。

イベントではオープニングテーマ「ニューチャレンジャー」をキャスト全員で歌うライブパートが行われたほか、新キービジュアルとプラレール「シンカリオンZ アルファエックス」の情報が公開された。最後にキャストと監督は、作品やキャラクターたちに対する思いを込めたメッセージを述べ、イベントを締めくくった。

(c)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所Z・TX