一条ゆかりや美内すずえ、魔夜峰央ら少女マンガ家12人が“家”について語る1冊

「少女漫画家『家』の履歴書」(帯付き)

12人の少女マンガ家がこれまで住んできた家についてそれぞれ語る「少女漫画家『家』の履歴書」が、本日2月18日に文藝春秋から発売された。

参加作家は水野英子青池保子一条ゆかり美内すずえ庄司陽子山岸凉子木原敏江有吉京子くらもちふさこ魔夜峰央池野恋いくえみ綾。目次には一条の「まるで『砂の城』のヒロイン。自ら設計した吹き抜けと煉瓦の台所のある家」、美内の「『ガラスの仮面』のような『劇団』体験をした、女ばかりのカンヅメ旅館」、魔夜の「『翔んで埼玉』の所沢、パタリロ的諧謔とバンコラン的美意識を宿した横浜の家」、池野の「幼い頃から多世代同居。『見守られている安心感』が生んだ『ときめきトゥナイト』」、いくえみの「『潔く柔く』執筆中の父の死。気分転換で作ったイングリッシュガーデン」といった項目が並んでいる。

「少女漫画家『家』の履歴書」目次

水野英子
赤塚不二夫、石ノ森章太郎と過ごしたトキワ荘と、「ファイヤー!」が私の青春

青池保子
「結婚せず仕事を」。「エロイカより愛をこめて」で覚悟を決めて購入したマンション

一条ゆかり
まるで「砂の城」のヒロイン。自ら設計した吹き抜けと煉瓦の台所のある家

美内すずえ
「ガラスの仮面」のような「劇団」体験をした、女ばかりのカンヅメ旅館

庄司陽子
デッサンの基礎を養ってくれた母のために作った「生徒諸君!」御殿

山岸凉子
鬼門に玄関が……“奇妙なこと”が続く国分寺の家で描いた「日出処の天子」

木原敏江
「摩利と新吾」から命名。蓼科の「縞りんご荘」の自然が生んだ数々の名作

有吉京子
「SWAN―白鳥―」を四十年以上描き続ける体力を培った築二百年の古民家と金峰山

くらもちふさこ
描けば描くほど元気に……母の故郷を描いた「天然コケッコー」で克服した病

魔夜峰央
「翔んで埼玉」の所沢、パタリロ的諧謔とバンコラン的美意識を宿した横浜の家

池野恋
幼い頃から多世代同居。「見守られている安心感」が生んだ「ときめきトゥナイト」

いくえみ綾
「潔く柔く」執筆中の父の死。気分転換で作ったイングリッシュガーデン