細田守・磯光雄ら出演、手描きアニメの未来語るドキュメンタリー映画のクラファン開始

ドキュメンタリー映画「Hand-Drawn」より、細田守。

細田守磯光雄、井上俊之ら日本を代表するアニメーターが出演するドキュメンタリー映画「Hand-Drawn」が現在制作中。その完成を目指すクラウドファンディングが、MOTION GALLERYにてスタートした。

「Hand-Drawn」は、アニメーターやアニメスタジオが手描きアニメについて、自身の歴史や作品、手描きスタイルや作業の仕方、そして手描きアニメの未来に関して語る長編ドキュメンタリー映画。カナダ在住のフェリシティ・モーランドが監督を務める。同作は北米、ヨーロッパ、日本でアニメに関わるクリエイターたちのインタビューで構成されており、日本からは細田、磯、井上をはじめ、映画「鹿の王」で監督を務めた安藤雅司、スタジオポノックの代表・西村義明、アニメ「リトルウィッチアカデミア」監督の吉成曜TRIGGERの代表・大塚雅彦、映画「頭山」監督の山村浩二、映画「ハウルの動く城」などで作画監督を務めた稲村武志、アニメスタジオとしてプロダクションI.G、スタジオポノックなどが登場する。

映画の撮影は既に完了しており、今回のクラウドファンディングは映像の編集、映画を日本や海外で公開するための資金調達を目指すもの。目標金額は100万円。All or Nothing方式で、目標金額に満たなかった場合は全額返金となる。リターンには磯や井上のサイン入りBlu-rayも用意されるコースや、フェリシティ・モーランド監督自らが支援者の肖像画アニメーションを制作するコースなどが揃えられた。プロジェクトへの支援は3月31日23時59分まで受付中。完成した映画は今年の秋に北米、日本ほかで公開を予定している。