「ONE PIECE」アニメスタッフが選ぶ“泣ける名台詞”を田中真弓ら生披露
尾田栄一郎原作によるアニメ「ONE PIECE」より、千葉・幕張メッセとオンライン上で開催されている「ジャンプフェスタ2022」にて本日12月19日に実施された。
ルフィ役の田中真弓、ゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、ウソップ役の山口勝平、サンジ役の平田広明、チョッパー役の大谷育江、ロビン役の山口由里子、フランキー役の矢尾一樹、ジンベエ役の宝亀克寿が登壇した。TVアニメ「ONE PIECE」 の初代主題歌「ウィーアー!」のオープニング映像からスタートし、キャストによる迫力ある生アテレコで幕を開けたこの日のステージ。全員が着物風の衣装に身を包んで姿を現した。
去年は配信のみの無観客で実施された「ジャンプフェスタ」。「皆さんのお顔が見れるのがうれしいです」「感動してます」「笑顔を見るだけでうるっとします」と、それぞれ有観客でのステージに対する感想を口にした。またジャンフェスのステージに初参加となる宝亀は「こうやって仲間と一緒に出ることができて、こんなにうれしいことはありません」と感慨深げに語った。さらにブルック役のチョーからのメッセージも上映された。
ステージではまず「『ONE PIECE』アニメスタッフ陣が選ぶ『泣ける名台詞』原作シーンガシャポン!!」を実施。アニメスタッフが原作のシーンから選んだ、好きなセリフが書かれたメモの入ったガシャポンを引き、出たセリフをキャストたちが生アテレコするという企画だ。まずはジンベエの「失った物ばかり数えるな!!!」というセリフを宝亀が披露し、当日のアフレコを振り返る。宝亀は「スタジオにも緊張感があって、誰もくすりともしないみたいな、異常な雰囲気はありました」と語ると、大谷は「人生の格言になるよね。皆さんも元気づけられた方がいるんじゃないですかね」と述べた。
続いて出たのはサンジの「家族だとも思わねェあのクズ共を、おれは助けたいと考えてる!!!」のセリフ。それぞれが「泣ける」「この時のサンジは大変だったよね」と感想を言い合う中、田中は「でもサンジって最初のころはカッコよかったじゃん? 原作者が平田さんに寄せちゃったんじゃない?」と言うと、平田は「おれそんなに鼻血出してる?」と不満げ。山口勝平に「役者が引っ張るんでしょうね」とフォローされるも、「この場合、あんまりうれしくない」と納得できない様子だ。
さらにゾロのセリフ「…………わかった、首は…やるよ」が出ると、すかさず田中が「礼を言う。死んでくれ(笑)」と返し笑いを誘う。「ゾロはぶれないね」という山口勝平の言葉に、中井は「やってる人がカッコいいままだから」と満更でもない表情で答えると、平田から「ブレてみろよ、面白いから」と言われ、中井「そうですね(笑)」と笑顔を浮かべた。そして最後は、ルフィがナミに対して「当たり前だ!!!!!」と叫ぶ、有名なシーンが登場。岡村は「(このセリフで)ナミは救われましたよ」と感慨深げに述べた。
さらにこの日に実施された「第3回全国一斉ONE PIECEナレッジキング決定戦」の表彰式を実施。この企画は「ONE PIECE」の世界を構成するすべてを出題範囲とした全国一斉試験で、第3回ではのすけ海鮮丼氏が見事ナンバーワンに輝き、優勝旗が授与された。また特別に登壇キャストにお気に入りのシーンを生アテレコしてもらうプレゼントも。アテレコしてほしいセリフを用意してきたというのすけ海鮮丼氏に頼まれ、田中がそのセリフを披露する場面もあった。
またこの日は8月6日に公開される映画「ONE PIECE FILM RED」より、尾田がデザインした描き下ろし“フェス衣裳”の設定画も公開に。さらにNetflixオリジナルシリーズとして配信される実写ドラマ「ONE PIECE」より、キャスト5人からのコメント動画も披露された。そして尾田からのメッセージも読み上げられ、今年の原作1000話、単行本100巻、アニメ1000話と「パーリーパーリーな一年」を迎えられたことへの感謝の言葉や、シャンクスが登場するという来年公開の「ONE PIECE FILM RED」への思い、25周年を迎える原作、実写ドラマに対する期待などがファンに伝えられる。最後は全員で「Family」を歌い、この日のイベントは幕を閉じた。