「東京24区」は“ループもの”へのカウンター、やり直せない選択に榎木淳弥が挑む

TVアニメ「東京24区」の第1話先行試写会とキャスト・スタッフによるトークショーより、榎木淳弥。

TVアニメ「東京24区」の第1話先行試写会とキャスト・スタッフによるトークショーが、本日12月12日に東京都内某所で開催された。

「東京24区」は2022年1月5日よりTOKYO MXほかにて放送。東京湾に浮かぶ人工島、通称“24区”こと極東法令外特別地区を舞台に、蒼生シュウタ、朱城ラン、翠堂コウキという幼なじみの3人が、愛する24区と人々の未来を守るため奔走するさまが展開される。本日のイベントには、シュウタ役の榎木淳弥、翠堂アスミ役の石見舞菜香、ストーリー構成・脚本の下倉バイオ(ニトロプラス)、企画プロデュースを担当する鳥羽洋典氏(アニプレックス)、MCで吉田尚記が登壇した。

登壇者たちは本日公開されたばかりのキービジュアルを見ながら、メインキャラクターを1人ずつ紹介。下倉はシュウタについて真っ直ぐな性格でありながら、等身大の悩みやモヤモヤを抱えたキャラクターだと説明する。内田雄馬演じるグラフィティアーティストのランについてはバンクシーを引き合いに出し、世の中から見るとアウトローだがその行動には信念があると言及。石川界人演じる名家の跡取り息子・コウキについては、自制心が強い分、鬱屈とした気持ちを多く抱えているキャラクターだと語った。

キービジュアルには「未来を選べ。」というキャッチコピーが添えられていることから、MCの吉田は鳥羽氏に「東京24区」の企画意図を質問。鳥羽氏は友人に津田尚克監督を紹介してもらい、オリジナル作品に興味があるかと尋ねたと話す。津田監督はそこで興味を示し、アニメやゲームでよくある“ループもの”へのカウンターを打ちたいと答えたという。本来であれば人生はやり直しがきかず、我々は目の前の道からしか未来を選べないというのが津田監督の考え。このループものへのカウンターに、三者三様の群像劇を織り交ぜてこの作品ができあがったと話す。そしてストーリー構成と脚本をお願いするのは、アニメよりゲームのシナリオライターのほうが向いているだろうと判断がくだされたとのこと。さらにループもののことをよくわかっている人がよいだろうということから、下倉にオファーしたという経緯がつまびらかにされた。

こういった企画意図からできあがった「東京24区」は、毎話“選択”の連続だという。榎木は選択する側、石見は選択を突きつける側としての意見を述べる。鳥羽氏は観客に、アニメを視聴した後は率直な感想とともに、自分だったらどのような選択をするのかSNSでディスカッションして盛り上がってほしいと呼びかけた。

オリジナルTVアニメ「東京24区」

放送情報

TOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11:2022年1月5日(水)より毎週水曜日24:30~ ※初回1時間SPは24:00~
ABCテレビ:2022年1月5日(水)より毎週水曜日26:14~ ※初回1時間SP
メ~テレ:2022年1月5日(水)より毎週水曜日26:11~ ※初回1時間SP
AT-X:2022年1月9日(日)より毎週日曜日21:00~

配信情報

ABEMA:2021年1月5日より毎週水曜24:30~(初回1時間スペシャル24:00~)
ほか各種プラットフォームにて配信

スタッフ

原作:Team 24
監督:津田尚克
ストーリー構成・脚本:下倉バイオ(ニトロプラス)
キャラクター原案:曽我部修司、ののかなこ(FiFS)
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:高田晃、伊藤公規、まじろ
副監督:高橋英俊
プロップデザイン:高田晃
グラフィティデザイン:河原秀樹、添野恵
美術設定:塩澤良憲
美術監督:春日美波
色彩設計:中島和子
2Dデザイン:久保田彩
特殊効果:清水彩香
CGディレクター:宮地克明
撮影監督:佐久間悠也
編集:三嶋章紀
音響監督:岩浪美和
音楽:深澤秀行
制作:CloverWorks

キャスト

蒼生シュウタ:榎木淳弥
朱城ラン:内田雄馬
翠堂コウキ:石川界人
翠堂アスミ:石見舞菜香
櫻木まり:牧野由依
きなこ:兎丸七海
黒葛川早紀子:生天目仁美
翠堂豪理:楠大典
翠堂香苗:大原さやか
クナイ:斉藤壮馬
ヤマモリ:伊丸岡篤
ラッキー:喜多村英梨
白樺広樹:上田燿司
白樺梢:日高里菜
筑紫渉:中村悠一
宍戸花奈:花守ゆみり
進藤薫:江頭宏哉

※高田晃、高橋英俊の高ははしごだかが正式表記。

(c)Team24/東京24区プロジェクト