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空条徐倫は愛=理解のキャラ!ファイルーズあい力説、津田健次郎はネトフリに何を願う

Netflix配信作品の最新情報を紹介するイベント「Netflix Festival Japan 2021」より、アニメ作品を取り上げる「アニメDay」が本日11月9日に開催された。本記事ではその模様をレポートする。

「Netflix Festival Japan 2021」は「アニメDay」と、実写作品について扱う明日11月10日の「ライブアクションDay」からなるイベント。Netflix関係者によるオープニングの挨拶が終わると、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーの進行のもと「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」のコーナーに移る。まずは同作の音楽を担当している菅野祐悟による演奏パフォーマンスの映像が流され、続けて空条徐倫役のファイルーズあい、エルメェス・コステロ役の田村睦心、フー・ファイターズ役の伊瀬茉莉也のトークが届けられた。

「ジョジョの奇妙な冒険」ファンとして知られるファイルーズは、同作と最初に出会った中学生時代の思い出話を披露。当時は第1部と勘違いしていきなり「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」を買ってしまい、数巻だけ読んでみたものの物語がよくわからなかったという。ただそのときに徐倫のカッコよさが印象に残ったそうで、ファイルーズは「徐倫の物語まで辿り着きたい!と思ってお小遣いを貯めつつ『ファントムブラッド』から買って。高校1年生ごろに『ストーンオーシャン』を読み終わってみて、『徐倫に抱いていた第一印象は間違っていなかった!』と思いました。カッコよくて、誇り高い子で、めちゃくちゃ憧れましたね!」と熱弁した。

続いてそれぞれの担当キャラクターを漢字1文字で表すことに。ファイルーズは「愛」の文字を見せ、「徐倫が覚悟を決める理由は愛、活力の源も愛。“愛=理解”のキャラクターなんです!」と原作連載当時の煽り文に絡めて説明する。また田村はフリップに「情」と記し、「情に厚いんですよね、エルメェスは。徐倫と初対面なのに、いろいろと助けてあげていたり。刑務所にいる理由にも情が関係していて、すばらしい人なんです」と語った。そして伊瀬は自身が演じるフー・ファイターズのキャラクター性を「知」という文字で表現。「『知性』の『知』を選びました。フー・ファイターズはすごく賢いし、徐倫やエルメェスと出会うことで知識を得て成長していくキャラクターでもあります」と伊瀬が話すと、ファイルーズからは「その文字を選ぶセンスにシビれる!あこがれるゥ!」と「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するセリフをもじった称賛が送られる。その後もファイルーズが徐倫の髪型や服装に寄せてオーディションに臨んだことを明かしたり、それぞれが使いたいスタンドについて語り合ったりしていた。

続いて他作品の新情報を発表するコーナーに。ここでは再び吉田アナウンサーが登壇し、ゲストとして飯豊まりえも登場。「W監督」「アクション・アドベンチャー」「完全新作」「探偵」などのキーワードに沿って、「攻殻機動隊 SAC_2045」シーズン2、「TIGER & BUNNY 2」「地球外少年少女」「名探偵コナン ゼロの日常」「名探偵コナン 犯人の半沢さん」といったタイトルが取り上げられていく。途中、Netflix実写シリーズ「カウボーイビバップ」からはスパイク・スピーゲルの吹き替えキャストである山寺宏一、「ULTRAMAN」シーズン2からはタロウ役の前野智昭のビデオメッセージを公開。「リラックマと遊園地」について紹介する場面では、壇上にリラックマが姿を見せた。

次のコーナーでは「次世代の才能発掘の最先端」と題された対談が届けられる。出演したのは少年ジャンプ+の編集長である細野修平氏、アニメーション制作会社・WIT STUDIOの代表取締役社長である和田丈嗣氏、MCであるNetflixアニメ・プロデューサーの小原康介氏。WIT STUDIOは人材育成のための「WITアニメーター塾」、少年ジャンプ+は次世代のマンガ家を発掘するための新マンガ賞「MILLION TAG」と、クリエイターの育成・発掘を目的とした施策をNetflixと展開しており、対談ではそれらの取り組みについて語られた。

「MILLION TAG」では新人マンガ家と編集者が6組のタッグを結成して競い合い、優勝者には賞金500万円とさまざまな副賞が贈呈される。この賞を新設した背景には出版社とクリエイターの関係性の変化があるとのことで、細野氏は「今までは言ってしまえば我々がクリエイターを選ぶ側でしたが、近年はお互いの関係がフラットになっています。選ばれる側として自分たちの価値を見せるということも、この企画の目的の1つになっています」と明かした。一方の「WITアニメーター塾」ではアニメーターなどを対象に、動画マンとしてのスキルを磨けるプログラムを提供中。和田氏は「まずは動画コースのみで始めましたが、原画コースにも挑戦し、できればアニメ制作のすべての工程に手を広げていきたいと思っています」と展望を語る。さらに「ほかにも5、6社ほどのスタジオがアニメーター育成に乗り出すそうで、もし各スタジオで連携できたら5、60人規模、将来的には100人規模の育成ができるのではないかと思っています。そのきっかけは作れたのではないでしょうか」とコメント。ほかにNetflixが独自開発・配信する作品のクリエイターやアニメーション制作会社への支援強化を目指して設けた施設「Netflixアニメ・クリエイターズ・ベース」への所感や、Netflixと組んだ作品作りのメリットについてもトークしていた。

最後に展開されたのは「ツダケン タイム」と称されたコーナー。ステージ奥のスクリーンが2つに分かれたかと思うと、目まぐるしく照明が切り替わり、煙が噴出するという派手な演出とともに津田健次郎が登場する。MCの吉田アナウンサーに入場の感想を聞かれた津田は「なかなかこんな派手な登場はできないから、うれしいですね」と笑顔を見せた。

「DEVILMAN crybaby」をはじめ、数多くのNetflix作品に出演している津田。「極主夫道」「スーパー・クルックス」「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」を中心にそれらの出演作を語ったのち、吉田アナウンサーから「もしNetflixが津田さんの要望を全力で叶えてくれるとしたら、何をお願いしますか?」という質問が投げかけられる。津田は「最近は作品を作る側の仕事をさせていただいているので、Netflixさんでも映画の監督などをさせていただきたいなと思っています」とアピール。「実写でもアニメーションでも、企画から携わらせていただきたいです。エッジが効いた作品をご一緒に作れたら」とやる気を見せた。

終盤には津田が公式Twitter(@tsuda_ken)で毎週月曜日に投稿している「今週も頑張っちゃう?」というツイート文言を、声に出して披露する場面も。さらに「極主夫道」より龍、「スーパー・クルックス」よりジョニー・ボルトのセリフも生で演じてみせる。締めくくりの挨拶では津田が視聴者への感謝を述べるとともに、「贅沢な時間でした。また画面の上で会いましょう」と呼びかけ、「アニメDay」は幕を閉じた。

Netflix作品の配信情報

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」

2021年12月1日(水)~全世界独占先行配信

Netflix実写シリーズ「カウボーイビバップ」

2021年11月19日(金)~全世界独占配信

アニメ「賭ケグルイ双」

2022年8月~全世界独占配信

アニメ「終末のワルキューレ」

シーズン1配信中、シーズン2制作決定

アニメ「アグレッシブ烈子」シーズン4

2021年12月16日(木)~全世界独占配信

アニメ「BEASTARS」

シーズン1、シーズン2配信中、2021年新章制作決定

アニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」シーズン2

2022年全世界独占配信

アニメ「ULTRAMAN」シーズン2

2022年春に全世界独占配信

アニメ「リラックマと遊園地」

2022年全世界独占配信

アニメ「TIGER & BUNNY 2」

2022年4月~全世界独占配信

アニメ「スプリガン」

2022年全世界独占配信

アニメ「ブルーピリオド」

配信中

アニメ「古見さんは、コミュ症です。」

配信中

アニメ「コタローは1人暮らし」

2022年春に全世界独占配信

アニメ「ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン」

2022年全世界独占配信

アニメ「地球外少年少女」

2022年1月28日~全世界独占配信

アニメ「exception」

2022年全世界独占配信

アニメ「名探偵コナン ゼロの日常」

独占配信

アニメ「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」

独占配信

映画「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ」

前編を2022年全世界独占配信

映画「雨を告げる漂流団地」

2022年全世界独占配信、日本全国ロードショー

アニメ「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」

2022年全世界独占配信

アニメ「極主夫道」

独占配信中

アニメ「スーパー・クルックス」

2021年11月25日(木)~全世界独占配信