浦沢直樹が初めて集英社で読切執筆、特撮に出続けた伝説の悪役の最期を描く

「Dr.トグロドクロの最期」より。

本日11月2日に発売されたグランドジャンプ23号(集英社)には、同誌の創刊10周年を記念した読み切り連弾第16弾として、浦沢直樹による「Dr.(ドクトル)トグロドクロの最期」が掲載されている。

「Dr.トグロドクロの最期」はとある特撮ドラマに悪役として登場し、その怖さから主役のヒーローを喰うほどの話題を呼んだDr.トグロドクロを描く一編。その後も40年にわたり同特撮シリーズに悪役として登場し続けていたDr.トグロドクロだったが、時代も移り変わりシリーズが終了することに。Dr.トグロドクロを演じていた役者は、最後の撮影に挑むことになるが……。浦沢が集英社で読み切りを発表するのはこれが初めて。なおグランドジャンプの10周年に対し浦沢は、「ビートルズは実質7年ですから、10周年なんて大変なことですよ!」とコメントを寄せた。

このほか今号では、グランドジャンプめちゃ(集英社)で連載されていた仙道ますみ「純愛契約~月100万で飼われた妻~」の移籍連載がスタート。同作はタワーマンションで会社社長の夫と何不自由ない暮らしを送るものの、夫が自分を抱いてくれないという不満を抱える女性を描く物語だ。