湯浅政明が、2021年秋の紫綬褒章の受章者に選ばれた。
紫綬褒章は、学技術分野における発明・発見や、学術およびスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた人物に贈られるもの。1965年3月16日生まれの湯浅は、アニメーションスタジオ・亜細亜堂でキャリアをスタートさせたのち、シンエイ動画で「クレヨンしんちゃん」の作画監督や絵コンテ、劇場版シリーズの設定デザインや絵コンテを担当。その後、STUDIO4℃「マインド・ゲーム」で長編監督デビューを果たす。2013年にチェ・ウニョンとともにアニメーションスタジオ サイエンスSARUを設立。代表作に「四畳半神話大系」「ピンポンTHE ANIMATION」「夜明け告げるルーのうた」「夜は短し歩けよ乙女」「DEVILMAN crybaby」「映像研には手を出すな!」など多数ある。2020年に同社を退社し、2022年には古川日出男の小説を原作とした監督作「犬王」の公開を控えている。
湯浅は受章について「もうそんな歳なのだなとは思うものの、まだ何かを成し遂げた自覚もなく、これからへの支持と有り難く捉えて、再び足場を整え、成す様、休みながら進んでゆきたいと考えています」とコメントを寄せた。
湯浅政明コメント
もうそんな歳なのだなとは思うものの、まだ何かを成し遂げた自覚もなく、これからへの支持と有り難く捉えて、再び足場を整え、成す様、休みながら進んでゆきたいと考えています。