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「ヒル」「ヒル・ツー」来年3月にWOWOWドラマ化!主演は赤楚衛二・坂口健太郎

今井大輔「ヒル」「ヒル・ツー」のドラマ化が決定。「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」と題され、2022年3月より放送・配信される。

「ヒル」は住人が不在の家を渡り歩いて生活をしている21歳の女性・佐倉葉子の前に死んだはずの同級生・月沼マコトが現れ、葉子が“ヒル”と呼ばれる存在になっていると告げることから動き出す“ドロップアウトストーリー”。同作の続編である「ヒル・ツー」は、高卒認定を取って大学進学することを志す四宮ユウキが、ある日帰宅した自室で見知らぬ男と出会うことから始まる物語だ。両作ともすでに完結しており、「ヒル」は全5巻、「ヒル・ツー」は全4巻が新潮社から刊行されている。

ドラマはユウキこと四宮勇気という青年がある日夜勤バイトから帰宅し、そこに腹部をナイフで刺された見知らぬ男が座り込んでいるのを見つけることから展開されていく“社会派復讐サスペンス”。男になりすまされ、殺人未遂の濡れ衣を着せられたユウキは、逃亡の途中でゾーカという謎の女や“伝説のヒル”と呼ばれるカラと出会い、自分の身分を取り戻そうと奮闘する。各6話ずつの「Season1」と「Season2」からなる全12話構成で、「Season1」の主演として赤楚衛二がユウキ役、「Season2」の主演として坂口健太郎がカラ役を担当。監督を鈴木浩介が務める。

今井、赤楚、坂口からはコメントが到着。今井は「それぞれのSeasonで赤楚衛二さんと坂口健太郎さんが主演でのドラマ化なんて上手すぎる話、騙されてると思いましたが、本当の話でよかったです。朗らかな印象の赤楚さんと柔らかい印象の坂口さんがそれぞれ陰のあるキャラクターをどう演じるのか楽しみです」と期待を寄せた。赤楚は「僕が演じさせて頂く、四宮勇気は父親が殺人犯で、普通の生活に羨望心を抱きながらも俗世を絶っている人。そんな彼が四宮勇気という名前を奪われ、ヒルの世界に巻き込まれていくのですが、撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした」と振り返る。そして坂口は「カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、皆さんに何か伝われば嬉しいなと思います」と語った。

今井大輔(原作)コメント

ヒルは連載終了から8年も経っていて、今回の映像化は長くこの作品を愛してくださった読者の方々のお陰です。ありがとうございます。
それぞれのSeasonで赤楚衛二さんと坂口健太郎さんが主演でのドラマ化なんて上手すぎる話、騙されてると思いましたが、本当の話でよかったです。
朗らかな印象の赤楚さんと柔らかい印象の坂口さんがそれぞれ陰のあるキャラクターをどう演じるのか楽しみです。
このドラマでまたヒルの世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。

赤楚衛二(「Season1」主演)コメント

原作、台本を読ませていただき、もしかしたら自分の身近にもあるのではないか?と思わせられるようなお話しで、ヒルの生態や法律が、社会のルールに通用しない中での、其々のキャラクター達の人間模様に引き込まれました。
僕が演じさせて頂く、四宮勇気は父親が殺人犯で、普通の生活に羨望心を抱きながらも俗世を絶っている人。そんな彼が四宮勇気という名前を奪われ、ヒルの世界に巻き込まれていくのですが、撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした。
日常に潜む陰鬱としたヒルの世界に浸かって下さい。

坂口健太郎(「Season2」主演)コメント

ユウキを軸にしたシーズン1があり、シーズン2で、まだ朧げな存在のカラという役をどう表現していくかということを一番に考えました。
カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、皆さんに何か伝われば嬉しいなと思います。

「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」

2022年3月放送・配信スタート(全12話) ※WOWOWプライムで第1話無料放送。

スタッフ・キャスト

原作:今井大輔『ヒル』『ヒル・ツー』(新潮社 バンチコミック)
脚本:青島武、掛須夏美
音楽:横関公太
監督:鈴木浩介
チーフプロデューサー:青木泰憲
プロデューサー:廣瀬眞子、笠置高弘、濱弘大
製作:WOWOW、トライストーン・ピクチャーズ
出演:赤楚衛二、坂口健太郎 ほか

※濱弘大の濱は異体字が正式表記。