マンガ家、イラストレーター、アニメーターなど絵のプロフェッショナルたちが、お気に入りの1曲を1枚のイラストに描く様子を、その楽曲とともに届けるYouTubeチャンネル「EGAKU -draw the song-」が始動。第1回には相原実貴が登場する。
相原実貴が選んだ楽曲は、RHYMESTERの「逃走のファンク」。相原は「EGAKU -draw the song-」の試みについて「普段曲を聴いていて好きな曲だとついシーンが浮かんでくることがあるのでそれを絵に起こすチャンスが来るなんて!」とコメントし、視聴者に「普段よりかなり緊張してますが大体いつもこんな感じで地味にロマンティックを描いております」とメッセージを贈った。またRHYMESTERの宇多丸は「ライムスター随一のゴリゴリに攻撃的な作品を、相原さんは、ポップにロマンティックに、『ここではないどこか』への飛翔の瞬間を捉えた一枚絵として、見事にアダプテーションしてくださいました」と述べている。
第1回の動画は10月31日10時公開。これに先がけ、「EGAKU -draw the song-」のPVと第1回のティザーが公開されている。
相原実貴コメント
楽曲をテーマに描くという今回の取り組みについて
企画を伺って、面白そう!やってみたい!と強く思いました。
普段曲を聴いていて好きな曲だとついシーンが浮かんでくることがあるのでそれを絵に起こすチャンスが来るなんて!
人前でペン入れるのに慣れてないので不安でしたが興味が不安を上回ってしまいました。
動画を観る視聴者へのメッセージ
初めましての方もそうで無い方もご覧下さってありがとうございます。
普段よりかなり緊張してますが大体いつもこんな感じで地味にロマンティックを描いております。
楽しんで戴けたら幸いです。
宇多丸(RHYMESTER)コメント
「逃走のファンク」は、僕らのレパートリーのなかでもひときわ乱暴というか(笑)尖ったメッセージを発しているナンバーで、大胆すぎる大ネタ使いの一方、フックとバックトラックの組み合わせが可変的だったりと、メジャーリリースのシングルとしてはかなり無茶をやらせていただいたと言っていい一曲です。
そんなライムスター随一のゴリゴリに攻撃的な作品を、相原さんは、ポップにロマンティックに、「ここではないどこか」への飛翔の瞬間を捉えた一枚絵として、見事にアダプテーションしてくださいました。
それはまさに、「理不尽への軽やかな抵抗」を呼びかけるこの曲の精神が(また別のクリエイターにまで!)正しく届いたこと、そして今なお意義を持っているということの、何よりの証明と言えるでしょう。作り手にとって、これほど嬉しいことはありません。
ちなみに、トランプのモチーフは、僕らの「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」オマージュでもあったりしますかね? なんにせよ、光栄です!