さまざまな親を渡り歩いた少女の成長描く「そして、バトンは渡された」コミカライズ
田川とまた「そして、バトンは渡された」が、明日10月19日に文藝春秋から発売される。
同作は2019年に本屋大賞を受賞した、瀬尾まいこによるベストセラー小説のコミカライズ。高校生の優子は、幼い頃に母親を亡くしてからさまざまな親の間を“バトン”のように渡り歩き、現在は血の繋がらない父親・森宮さんときれいな距離感を保ちながら2人で暮らしている。そんな彼女の成長が、原作にはないオリジナルエピソードを多数織り交ぜながら温かく描かれた。
U-NEXTとCOCORO BOOKSで販売される電子版には、優子と森宮さんのおまけエピソードを2ページ収録。同書の刊行にあたり、田川と瀬尾からはコメントも到着した。なお原作小説をもとにした、永野芽郁、田中圭、石原さとみが出演する実写映画が10月29日に全国公開される。
田川とまたコメント
原作を読んだときに「自分の好きな会話劇が描けるな」と第一印象で感じました。原作は瀬尾さんが生み出したキャラクターの生き生きとしたやりとりが魅力です。なのでこの漫画版では、優子ちゃんや森宮さんのキャラクターをお借りして、自分なりの会話劇を表現しました。もう一つの「バトン」の物語として楽しんでもらえたら幸いです。
瀬尾まいこコメント
大好きな登場人物たちが絵になって現れ、日々を創っていく様子にうれしくなりました。
ぜひ読んでください。