「四畳半タイムマシンブルース」11年ぶりの「私」役に浅沼晋太郎「無類の喜び」

左上から浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行。左下から中井和哉、諏訪部順一、甲斐田裕子。

森見登美彦の小説を原作とするアニメ「四畳半タイムマシンブルース」のキャストが発表された。「私」役を浅沼晋太郎、明石さん役を坂本真綾、小津役を吉野裕行、樋口師匠役を中井和哉、城ヶ崎先輩役を諏訪部順一、羽貫さん役を甲斐田裕子が務める。

「四畳半タイムマシンブルース」は2010年にTVアニメ化された森見の小説「四畳半神話大系」と、上田誠が手がけ、2001年の初演以来4度の舞台化を果たした戯曲「サマータイムマシン・ブルース」のコラボ作品が原作。キャストはそれぞれ、TVアニメ「四畳半神話大系」や、同じく森見原作の劇場アニメ「夜は短し歩けよ乙女」でも同じ役を演じたメンバーだ。6人からはコメントが到着。浅沼は「11年の時を経てまた再び、薔薇色のキャンパスライフを求め、責任者を探し、黒髪の乙女や悪友と奔走することができるなんて、無類の喜びです。願わくば、あの人の元まで届きますように」と思いを語っている。

「四畳半タイムマシンブルース」は2022年にディズニープラスで独占配信された後、配信されたエピソードを再編集した劇場版を上映。ディズニープラスでは劇場で観られないオリジナルエピソードも配信される。監督を務めるのは、「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」に湯浅政明監督のもと主要スタッフとして参加した夏目真悟。脚本は上田、キャラクター原案は中村佑介、アニメーション制作はサイエンスSARUが担当する。

浅沼晋太郎(「私」役)コメント

僕の声優としてのターニングポイントになった作品は、間違いなく「四畳半神話大系」でした。
11年の時を経てまた再び、薔薇色のキャンパスライフを求め、責任者を探し、黒髪の乙女や悪友と奔走することができるなんて、無類の喜びです。願わくば、あの人の元まで届きますように。

坂本真綾(明石さん役)コメント

長い時を経て彼らに再会できることにとても興奮しています。あの頃の私だからできた明石さんを、あるいはあの頃の私には届かなかった明石さんを、今からどんなふうに迎えにいけばいいか、ソワソワしています。タイムマシンに乗って、とても大事な、でも些細な何かを取り返しに行きたい、まさにそんな気分です。とにかく楽しみです。

中井和哉(樋口師匠役)コメント

「夜は短し歩けよ乙女」での貴重な経験。藤原啓治さんの最高に魅力的な樋口師匠に対して、自分なりの別物を作ろうとジタバタしたことは強く印象に残っています。今回再び演じさせていただけることは本当に光栄ですし、あの不思議で素敵な京都に早く戻りたい気持ちでいっぱいです。今回も多分、いやきっとジタバタするでしょうが、楽しんで全うしたいと思います。

諏訪部順一(城ヶ崎先輩役)コメント

森見ワールドでふたたび生きられる機会がやって来るとは……今の気分は、なんという重畳!といった感じでございます。
いろいろと問題アリな人物である城ヶ崎氏。今作でも跳梁跋扈する心持ちで、のびのびと演じさせていただけますと幸いです。いや~本当に楽しみです。

甲斐田裕子(羽貫さん役)コメント

再びあの四畳半の世界に浸れることにワクワクしています!10年以上の月日が経っている事に驚きです。そんなことはものともせず、今も羽貫さんはキンキンのお酒を煽り、レロレロンと楽しんでいるでしょう。クーラーのつかない暑い暑い四畳半に迷い込むその日まで、小説や戯曲や映画の別次元に寄り道してみようと思います。

アニメ「四畳半タイムマシンブルース」

2022年にDisney+で見放題独占配信、劇場作品版を公開

原作:「四畳半タイムマシンブルース」森見登美彦著、上田 誠原案(KADOKAWA 刊)
監督:夏目真悟
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
キャラクター原案:中村佑介
アニメーション制作:サイエンスSARU

(c)森見登美彦, KADOKAWA / 四畳半タイムマシンブルース製作員会